[ゴキブリ博士直伝]マンションだからと油断は禁物。ゴキブリ侵入の意外な経路

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急に現れて、一目散に逃げていくゴキブリ。神出鬼没で出会うとビックリしてしまいます。できれば、遭遇したくないものです。今回は、効果的な対策法を、ゴキブリ対策の専門家である青木皐(のぼる)先生に聞きました。

ゴキブリは外から病原菌を運んでくる害虫

「害虫とは、人の生活に害を与える虫のこと。セーターに穴をあける繊維害虫、家を食べる家屋害虫、食品をむしばむ食品害虫、人に健康被害を与える衛生害虫に分類されており、ゴキブリは“衛生害虫”に該当します」と青木先生。ゴキブリはカビや細菌、ウィルスなどの病原菌を体の表面にくっつける、もしくはフンに含んで運びます。

また、ゴキブリがいることで、動悸や吐き気、不眠などの症状を訴える人も。「衛生」とは、“生命を衛る(まもる)”と書きますが、命までは脅かさなくても、ゴキブリは健康被害を及ぼすということには変わりないのです。

ゴキブリがキッチンを歩いたりフンをしたりすると、私たちが口にするものに病原菌がついてしまうかもしれません。

知ってビックリ。ゴキブリ侵入の意外な経路

ゴキブリは、生まれたときは無菌です。ただし、地中や下水などのジメジメした暗いところを好むため、そこで菌をもらってくるのです。「ゴキブリはわざわざインターホンを押して玄関からやってくるわけではありません」と青木先生。ではどこから侵入してくるのでしょう。

植木鉢

ベランダに出しておいた植木鉢や、花屋で買った植木鉢の土に卵を産みつけている可能性があります。植木鉢は暖かな日なたに置かれることが多いので、卵は快適な環境でスクスク育ちます。

宅配便の段ボール

宅配便や通販会社などの倉庫にゴキブリがいて、段ボールに卵を産みつけている可能性があります。玄関で受け取ったら、キッチンに持ち込まず、できるだけ早く外に出してしまいましょう。段ボールに限らず、食品を運搬する発泡スチロールやビールケースも同様です。

衣類や靴、バッグ

気づかず自分が持ち込んでいることも多いそう。ショックですね。たとえば飲食店でハンガーにかけたジャケットの襟裏やポケットは、人のぬくもりがあってゴキブリには快適な場所。床にバッグやかばんを置くのも危険。靴も要注意です。

ベランダの排水管

「マンションの10階だから飛んでこないだろう」と安心しているなら大間違い。マンションで気をつけなければいけないのは、ベランダの排水管。雨を伝わせる排水管は、地面から屋上まで続いています。下水で汚染されたゴキブリが、ベランダで侵入のタイミングを見計らっているかもしれません。

ゴキブリを絶対入れない、増やさない

ゴキブリの侵入経路はわかりました。できる限り入ってこないように気をつけなければいけません。そして、もうひとつ大切なポイントは増やさないこと。

ゴキブリが好きな「ジメジメ」「あたたかい」「エサ」をなくして、繁殖をさせないことが大切です。

春物・夏物の収納は要注意

冬はゴキブリの休眠期間。春夏物の衣類やふとんをしまう秋に、押入れやたんすに影をひそめて寝たり、卵を産んだりすることが多いのです。防虫剤を入れ、たまに掃除をして乾燥させてください。

ゴキブリにとって、水一滴は、仕事前に飲むビールのようなもの

ゴキブリは夜行性。遅くなるまで身をひそめて23時ぐらいから活動します。水を飲むために、まずはキッチンやお風呂場へ。「水1滴はゴキブリにとって、ビールジョッキ1杯のようなものだから喜ぶよ」と青木先生。キレイに掃除して、できるだけ水気は拭き取っておきましょう。

実は髪の毛が大好物

「僕の研究では、ゴキブリは塩のかたまり以外はなんでも食べたよ」と青木先生。なかでも、髪の毛が好きなのだとか。ゾッとしますね。お風呂の排水口にからまった髪の毛もきちんと取っておきましょう。

エサや水気がなく、湿度が少ない風通しのいい家は、ゴキブリが住みにくい家。侵入を防いで、家を清潔に保つ、この両方を習慣にしましょう。

写真:Thinkstock / Getty Images

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