[害虫のプロが教える]コバエの発生と侵入を防ぐコツ

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窓を開けっ放しにした覚えもないのに、気がついたら植木鉢や缶の周りを飛んでいる“コバエ”。いったいどこからやってくるのでしょう。菌や害虫に詳しい医学博士の青木皐先生に聞きました。

ガーデニングの腐葉土に注意

よく“虫が湧く”という言い方をしますが、これはハエが土に産んだ卵が一気にかえって飛ぶ様子を表した言葉。発酵臭を好むコバエは、土を好みます。葉などの養分が土に返り、腐敗したニオイを放つからです。

買った鉢植えを部屋に置いた途端、どこからともなくコバエが寄ってきて飛んでいた、というのは、コバエが葉や枝に身をひそめていた、もしくは土に卵を産んでいた、などの原因が考えられます。

ガーデニングやベランダガーデン、野菜づくりをする人は、土で汚れた長靴や手袋を家に持ち込まず、きちんと洗う、乾かすなどの工夫をしましょう。

ビールやジュースの缶にも寄ってくる

家の中でコバエが発生したら、まず下記の場所を疑ってください。ゴミ箱やシンクの三角コーナーの腐敗臭のほか、味噌や醤油などの発酵臭もコバエの大好物。発酵を起こす糖分の多いビールやジュースのニオイも大好きなので、缶は洗って捨てましょう。

家の中で発酵臭が発生する場所を挙げてみると、植木鉢、ゴミ箱、シンクの三角コーナー、ぬか床、みそ床、米びつ、醤油さし、小麦粉が入った袋、排水口。つまり、ジメジメしていて、あたたかく、発酵臭のするところというわけ。

コバエの発生と侵入を防ぐコツ

家にコバエを寄せつけないためには、次の2点が大切です。

家に入れない

園芸用品は、室内に持ち込まないようにしましょう。また、土が靴底についていたら、しっかり乾かしてから取り除き、下駄箱にしまいましょう。

また、コバエは1ミリ程度の隙間からも侵入が可能。できるだけ網目の細かい網戸を選び、穴が開いてしまったら早めに補修するなどの対策が必要です。

ニオイを発生させない

ゴミ箱や排水口はきれいにし、コバエが好きなニオイの原因となるものはきちんと密閉して、冷蔵庫や戸棚にしまうなどを心がけましょう。

コバエが嫌いだからと、ガーデニングを止めたり、ぬか床を処分したりする必要はありません。ちょっとした工夫をして、コバエのいない生活を送りましょう。

写真:Thinkstock / Getty Images

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