食洗機トリビア〈日本初の食器洗い機は洗濯機を応用したものだった!?〉

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欧米の映画やドラマではおなじみの食洗機。そもそも、食器洗い機は誰が発明して、日本ではいつごろから使われるようになったのでしょうか。「パナソニック」で、食洗機のマーケティングを担当する高見浩彦さんに、食器洗い機の歴史について聞きました。

世界初の食洗機はなんと木製だった!

1860年、食器洗い機はアメリカ人の男性によって発明されました。でも、これは木製のうえ、ハンドルを回すと使用済みのお皿に水がかかるというだけの機械だったので、実用に耐えうるものではなかったそう。

その後1893年にジョセフィーン・コクレーンという女性が作った手動式の食器洗い機が、実用にも使えるということで世に広まりました。 そして1909年、ゼネラル・エレクトリックが電動式の食器洗い機を発売しました。つまり、今から105年前には、今の食洗機の原型のようなタイプが誕生したのです。  

日本生まれの食洗機は、洗濯機を応用

日本で最初の食器洗い機は、1960年に松下電器(現パナソニック)が開発。 初期のものは、一層式の洗濯機を応用したもので、5~7人分(当時の日本は大家族)の食器を洗うのに100ℓ近い水を使ったとか。

その後、1968年に初の卓上型が誕生。これは「オバQ」という愛称で呼ばれ、今と違って円筒形でした。 「この時期は〈(大きすぎて)置き場所がない〉、〈手で洗った方がキレイになる〉、〈ぜいたく品だ〉という反応が多かったようです」と高見さん。せっかく開発された食器洗い機ですが、長い間、普及することがありませんでした。

日本での食洗機、普及率3割の理由

現在、欧米での食器洗い機の普及率は高く、ノルウェーやスウェーデンの家庭では約7割だそうです。しかし、日本での普及率は約3割程度(2013年度、パナソニック調べ)。

日本では、なぜ食洗機がなかなか普及しないのでしょうか? 「欧米は平べったいお皿がメインなのに対して、日本はお茶碗やお椀のようにお皿の形状がさまざまです。だから手洗いのほうがしっかり洗えるという先入観があるのではないでしょうか。また、日本は家事に対する意識が高いですから」(高見さん)

ハウスキーピング協会が2012年に行った調査によると、既婚女性が仕上がりをこだわる家事の1位は、食器洗い(78.7%)。それだけに、手洗いの安心感が高いのかもしれません。

日本の食器洗い機は開発から家庭に普及されるまでに、50年以上の歳月がかかりました。その分、日本のキッチンに合うサイズになり、洗浄力も格段と上がりました。カゴも和食器に合う設計に進化し、魚焼きグリルやまな板も洗えます。最新の食器洗い機を、ぜひ電機店でチェックしてみてはいかが?

取材協力:パナソニック

写真:Thinkstock / Getty Images

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