[駆除のプロに聞く!] 実は効果がない?ゴキブリ対策の誤解とは

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隙間をテープでふさぐ、粘着シートで捕獲するといった家庭で行われているゴキブリ対策、実はそんなに効果がないってご存じでしたか? 

ゴキブリ専門に駆除を行うアルバトロスの佐藤さんに、ゴキブリ対策の誤解について聞いてみました!

夜、電気をつけて明るくして寝る

ゴキブリは夜行性ですが、明るいのが苦手なのではなく、日中に活動すると人間や動物に見つかったり、夏場は太陽光を吸収しやすい黒い体が焼けてしまったりするため、活動しないだけ。

また、そもそもゴキブリは弱視なので明るくしても意味はありません。

シンク下の隙間をテープでふさぐ

日本家屋、とくにキッチンは隙間が多く、ゴキブリがエサを求める格好の侵入経路です。

そのため、排水管を通す穴など目に見える隙間を埋めればOKと考えがち。

しかしゴキブリは0.5cmほどの隙間からも入ってきます。

人間が隙間に感じているような場所だけ一時的にふさいでも、テープの劣化などでそのうち侵入される可能性があるほか、逆に湿気がこもる分、ゴキブリの好む環境を作ってしまうことに。

どうしても気になるなら隙間の付近に毒エサ(ホウ酸だんごなど)を置きましょう。

北海道に引っ越せばOK

家庭に発生するゴキブリには、主に黒光りしていて体長が2~4cmのクロゴキブリと、薄茶色くて体長が1.1~1.5cmくらいのチャバネゴキブリの2種類がいます。

もともとチャバネゴキブリは北海道にも生息していますが、クロゴキブリは寒さに弱いため、北海道にはいないとされていました。

しかし最近は、地球温暖化や流通の発達によりクロゴキブリの生息域が北上しているようで、札幌あたりでも目撃されるようになっています。数年後には稚内までゴキブリがいるかもしれません。

効果がギモンな対策アイテム

いま、お店にはさまざまなゴキブリ対策アイテムがあります。

しかし、効果が一時的で、ゴキブリをシャットアウトするのには適さないものも……。

そのアイテムと理由をご説明します。

くん煙殺虫剤

煙に含まれる殺虫成分で家の中のゴキブリを一時的にゼロにすることはできます。

しかし、集合住宅の場合は隣の家に避難して、また後日戻ってくることもあるので、住戸全体で一斉にやらない限り効果が少ないです。

またすでに産みつけられている卵(卵鞘)には効果がありません。

粘着シート

シート自体にゴキブリを寄せ付ける力があるわけではないので、たまたま通ったゴキブリが捕獲できるだけ。

ゴキブリは繁殖力が高いため、粘着シートで何匹か捕獲しても追い付きません。

逆に、効果が弱まったものを置きっぱなしにすると、もともと薄暗いところな好きなゴキブリにとって好ましい環境を作り出してしまうので、中に巣をつくってしまうこともあります。

超音波・電磁波による駆除器

ゴキブリの苦手な周波数や電磁波を出すことによって侵入を防ぐ駆除器は、最初のうちは効果がある場合もありますが、ゴキブリはそのうち慣れてしまうため、周波数等を頻繁に変えない限り効果が薄れてしまいます。

ミントなどのハーブ類

ミントのような強いニオイを放つものが嫌いなのは確かですが、ゴキブリは適応能力が高いのでそのうち慣れてしまいます。

慣れたうえでその家が快適だということがわかれば、逆にその香りを頼りに家にくる習慣がつくこともあります。

では、ゴキブリ対策で一番効果があるのは?

ゴキブリは適応能力に優れ、学習能力もあるため、その場しのぎの対策では、あまり意味がありません。

家庭で一番効果がある対策はホウ酸だんごなどの毒エサ。

毒エサは、食べると死ぬだけではく、その家がキケンだというサインを仲間うちで出しあい、そのうち来なくなります。

部屋や収納の四隅や家具などの隙間部分、暖かい場所(電化製品のモーター部分など)に設置しましょう。

正しい対策でゴキブリを寄せ付けないお家にしたいですね。

予防策からゴキブリとの戦い方まで。プロに聞く、ゴキブリ対策まとめ

取材協力:株式会社アルバトロス

写真:Thinkstock / Getty Images

文:

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