晴天の運動会では特に注意! お弁当による食中毒を防ぐ対策とは?

110884178b

 

温かくなってくると、心配なのがお弁当。毎日のお弁当はもちろん、初夏に行われることが多い運動会の時のお弁当も大問題。外に放置しておく時間が長いので、晴天で暑くなることもあるこの時期、菌の繁殖を抑え安心して食べられるお弁当を作るコツを料理研究家の武蔵裕子さんに聞きました。

細菌やウイルスを減らすために、しっかり加熱

「食中毒の原因となる細菌やウイルスは、多少なりとも人の手や食材についています。そして温度が高く、湿気が多いという条件がそろうと繁殖しやすくなるのです。ただ多くの菌やウイルスはしっかり加熱すれば死ぬものがほとんど。そのため、お弁当を作るときの大きなポイントは、しっかり加熱することです」(武蔵さん)。

お弁当の傷みやすい原因とは?

「ひとつはなま焼け。厚めの肉や魚などにもしっかり火が通っていないと多くの菌が残っていて危険です。野菜もプチトマト以外は加熱したものに、暑い時期はチーズやマヨネーズも加熱しましょう。

作りおきのおかずも詰める前に再加熱し、その後しっかり冷ましてからお弁当に詰めます。卵も半熟はNG」(武蔵さん)。

お弁当は、どんなおかずもしっかり加熱が鉄則。そのための工夫として、唐揚げやハンバーグなども小さめにして、火が通りやすくすると良い。

調理法は揚げたり、蒸し焼きにしたりするのが比較的しっかり火が通り安心です。

菌やウイルスをつけない増やさないための工夫

加熱して菌やウイルスが減っても、詰めるときや詰め方でウイルスがついてしまったり、増えてしまうことがあるのだそう。それを防ぐために重要なポイントは3つ。

おかずの汁けを切る…煮物の汁はしっかりカットし、ゆで野菜はかつお節やすりごまなどとあえて、水けが出るのを防ぎます。さらに他のおかずと触れないようそれぞれお弁当カップなどを使うのも○。水分が出やすい自然解凍OKの冷凍枝豆は、そのまま詰めるのではなくラップに包みましょう。

ゆでた後、手で水けをしぼるおひたし類は、再度菌をつけることになってしまうので夏場は避けましょう。

ごはんやおかずは冷めてから詰める…ごはんは当日炊いたものを使い、事前にお皿などに広げ冷ましてから詰めるか、最初に詰めて、ふたを閉めるまでにしっかり冷まします。

夏場は、水分が多くなる炊き込みごはんはNG。米飯に混ぜてもいいのは、ごまやゆかり、ふりかけなどの乾物のみ。ソフトタイプのふりかけは乾物とはいえないので、暑い時期はやめておくのがベター。

詰めるときは必ず菜ばしで…素手はNG。暑い時期のお弁当箱は、万が一の菌の繁殖を防ぐ意味でもごはんとおかずが別々のお弁当箱を使ってもいいですね。フルーツを入れるときは、水けが出やすいものもあるのでこれも別の小さめのタッパーなどに入れましょう。

長時間暑い場所に置くような場合は保冷剤と保冷バッグを使うとさらに安心です。

傷み始めたお弁当は開けたときに、ふっーと嫌なニオイがすると思います。その場合は食べるのを止めましょう。

調理道具やお弁当箱もしっかりお手入れして清潔に

調理道具から菌やウイルスがついてしまうこともあるので、使い終わったお弁当箱はすぐに洗うのが鉄則。

お弁当箱についているパッキンは毎回外して洗います。その後、清潔なふきんかペーパータオルで拭き、きちんと乾かしましょう。7~8回使ったら台所用漂白剤で殺菌消毒するのもおすすめ。

調理道具も使ったらこまめに洗います。特に気をつけたいのは、まな板とスポンジ。生肉・鮮魚用と野菜・調理済み食品用の最低2つのまな板を準備して使うようにするのが食中毒予防につながります。

「スポンジは調理器具を洗うものと食器やお弁当箱を洗うのはわけておきたいもの。菌も繁殖しやすいので小まめに除菌するか変えるようにしましょう」(武蔵先生)。

暑い時期は、菌やウイルスをつけない、増やさないということがとても大切なのがわかりました。つい手も使ってお弁当箱に詰めてしまうこともあるので、気をつけたいと改めて思いました。またしっかり冷ます時間が必要なのは大変ですが、安心なお弁当が食べられるように頑張りたいですね。

取材協力:料理研究家 武蔵裕子さん

写真:Thinkstock / Getty Images

文:

※この記事の内容について、花王株式会社は監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の責任において行ってください。
詳しくは、当社の「ウェブサイト利用規定」および「『マイカジスタイル』コンテンツの利用規約」をご覧下さい。

debug 2017-08-20 05:45:00

関連記事

あなたのカジスタイルを見つけよう!