光化学スモッグ注意報でも洗濯して大丈夫?

air pollution

夏に発生することが多いといわれる光化学スモッグ。ときに注意報が出されることもありますが、光化学スモッグってそもそもなに?今回はその発生のメカニズムや人体への影響について、気象情報会社「ウェザーニューズ」の草田あゆみさんに聞きました。

紫外線が強い夏は、スモッグが発生しやすい!

光化学スモッグのもととなるのは、自動車や工場などから大気中に排出される窒素酸化物や揮発性有機化合物(VOC)です。これらが太陽光線(紫外線)を受け、光化学反応を起こすことで『光化学オキシダント』と呼ばれる、別の汚染物質が発生します」と草田さん。

「光化学オキシダントの主成分はオゾン。この光化学オキシダントの濃度が高い状態が光化学スモッグと呼ばれています」。

光化学スモッグが発生しやすいのは、紫外線の強い夏の晴れた日。また、気温が高く、風が弱い場合にも発生しやすくなります。

さらに、風が弱いときには、発生した光化学オキシダントが大気中に拡散されず、薄まらずに留まってしまいます。そのため、空に白い霧がかかったような状態になったり、遠くの建物がかすんで見えにくくなったりします。

洗濯物にあたえる悪影響はほぼナシ

光化学スモッグが、人の健康にあたえる影響について聞いてみました。

光化学スモッグが発生すると、目や呼吸器などの粘膜が刺激を受け、健康被害が起きる場合があります。たとえば目がチカチカしたり、痛んだり、かすんだり、喉が痛くなったり…。さらにひどくなると頭痛やめまい、吐き気、手足がしびれる、などの症状が出たり、喘息などの症状が悪化したりするケースもあるようです」。

なるほど。ちなみに触れると健康に悪影響をおよぼす光化学スモッグ。発生している時、ベランダに洗濯物を干しても大丈夫なのでしょうか?

光化学スモッグは、洗濯物には大きな影響はおよぼさないと言われています。光化学オキシダントの主成分であるオゾンには、物にぶつかるとその衝撃で、酸素に分解される性質があります。洗濯物にオゾンがぶつかると、酸素に分解されるので、洗濯物を外に干しておいても大きな影響はないと考えられています」。

発生している時は、なるべく外出をひかえよう

人の健康に悪影響をあたえる光化学スモッグ。その被害をなくすには、まずTVやインターネットなどで発表される、注意報や警報に注意をすることが大切だそう。

注意報や警報が出されたときには、できるだけ屋外での運動や外出を控えること。室内にいる場合でも窓をしっかり閉めるなどして、できるだけ外気に触れないほうがいいのだとか。

なお外出の際、マスクをつける場合はかなり目の細かいものを選んで。それ以外は、光化学オキシダントの侵入を防げず、あまり効果がないようです。

「もしも目やノドに症状が出た時には、目を洗ったり、うがいをしたりした後、安静にして回復を待ちましょう。できるだけ、空気のキレイな場所で過ごすこともオススメします。また、症状がひどい場合は医師に相談してください」。

日本における光化学スモッグの発生件数は、1970年代をピークに減少傾向にあるといわれています。それでもまだまだ、とくに大都市部を中心に発生例があるので注意が必要!暑い日などはとくに、注意報などに気をつけながら、光化学スモッグによる健康被害を防ぎたいものです。 

取材協力:ウェザーニューズ

写真:Thinkstock / Getty Images

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