もうなくさない!ゆるみにくいコートのボタンつけをマスターしよう

Fashionable woman with a red colorful coat, ankle belt high heels and black leather purse standing in the town city.

コートのボタンが、取れそうになることがよくありませんか?そのまま着ていたら、いつの間にかボタンがなくなっていた…なんてことになったら、悲惨です(泣)。そうならないように、取れそうなボタンは早めに対処しましょう。今回は、ゆるみにくいコートのボタンのつけ方を、洋服のお直しの専門家集団「おやゆび姫」の代表、金指達也さんに聞きました。

コートのボタンが取れやすい理由とは?

コートはボタンが取れそうになることが多いので、以前から不思議に思っていました。実は、それには理由があったのです。

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「市販のコートは機械でボタンをつけているのですが、それだとしっかり留まらず、取れやすいのです。手縫いのほうがしっかりつけられるので、コートを買って来たら、着る前にすべてのボタンを付け直すとゆるみにくくなると思います」と金指さん。

自分でつけ直すのは自信がないのなら、プロのお直し職人さんに頼む方法もあります。

必ず〈力(ちから)ボタン〉をつけよう

それでは、ボタンをつける方法を、順を追ってご紹介します。 多くのコートのボタンは、裏側に小さなボタンがついています。これは「力ボタン」といい、ボタンにかかる力を「面」で分散するためにつけるのだそうです。

コートは生地が重たいので、ボタンを留めると横に引っ張られる力が強く働きます。このとき、力ボタンがないと糸にかかる力が一点に集中するので、コートの生地への負担が大きくなり、糸がゆるみやすくなってしまうのです。

最悪の場合は生地が破けてしまうのだとか。力ボタンがついてない場合は、自分で用意してつけたほうが安心です。

1.玉結びをつくる

まず、表のボタンからつけます。 糸を2本どりにし、小さめに玉結びをつくり、表から裏に通します。

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玉結びが生地を抜けてしまったとしても、生地の裏側で止まるので、大丈夫。

玉結びを表に出したくないときは小さめにつくるのがコツです。

2.表のボタンに糸を通す

4つ穴のボタンの場合、2つの穴に糸を通して、裏に針を出します。このとき、「糸足」をつくります。糸足とは、生地の厚みの分ボタンを浮かせるため、5㎜ぐらい糸に余裕を持たせておくこと。

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糸足分の長さをキープしながら、同じ穴に4、5回糸を通して縫います。 

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ボタンを生地にピッタリ縫いつけてしまうと、ボタンをかけた時に生地が引っ張られて、生地やボタンに負担がかかり、着用しづらくなってしまいます。

3.〈力(ちから)ボタン〉をつける

残りの2つの穴に糸を通すタイミングで、裏側に力ボタンをつけます。 力ボタンの2つの穴に糸を通し、表に針を通します。

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そして、表のボタンの残りの穴に糸を通し、裏側に針を通す。

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4、5回これを繰り返して、力ボタンと表のボタンを縫いつけます。

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4.糸足に糸を巻きつける

最後は力ボタンに通してから表ボタンの付け根に針を出します。

(2)で余裕を持たせておいたボタンの根元の糸に、下から上にグルグルと糸を巻きつけます。

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糸足があるとボタンをかけやすくなり、糸の強度も高まるのでボタンがゆるまなくなるのです。

5.最後の処理をする

糸足を巻き終わったら、糸足の根元の真ん中に針を通します。さらにもう一回、同じ方向から針を通して、糸を根元で切ります。これでできあがり。

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「あれ、玉留めは?」と思いますよね。1本の糸は何本もの糸をよってつくってあるので、糸に糸を通すことで、玉留めをつくらなくてもほどけないのだとか。

試しにボタンを引っ張ってみましたが、頑丈についていました!これなら、ちょっとやそっとではゆるまなさそうです。

この過程は結構力がいるので、針がなかなか通せないときは、指ぬきをつけて針を押しましょう。

もし力ボタンを使わない場合は?

力ボタンを使わず、布地の裏から糸を出さない(見せない)応用編もご紹介します。 力ボタンをつける以外は、同じ手順でボタンをつけます。

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布地の裏に糸を出さないために、表と裏を確かめながら縫うこと。生地を引っ張りながら糸をすくうと、裏に糸を通してしまうことはないと思います。

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なお、コートのボタンつけに使う糸は、買ったときについている予備の糸を使うのが一番いいそうです。予備の糸がない場合は、コートのボタンつけで使っている糸と同じような色合いと太さの綿の糸を探しましょう。

ポリエステルや絹などの糸より、綿の糸は毛羽立つので、しっかり糸が絡みやすいそうです。

取材協力:洋服のお直し おやゆび姫

文:

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