ゴキブリは冬眠するの?冬のゴキブリ事情

ゴキブリは冬眠するの?冬のゴキブリ事情

ゴキブリは寒さに弱いから、冬眠するというイメージがあります。とはいえ、最近の住宅は冬でも暖かいので、活動していそうな気もします。本当はどうなのでしょうか?冬場のゴキブリの生態を専門駆除業者アルバトロスの佐藤久さんに聞いたところ、すごい事実が分かりました!

ゴキブリって、実はキレイ好き!?

ゴキブリは汚いばい菌のような虫だと思っていませんか?でも、実は、ゴキブリ自身は無害なのだそうです。

「ゴキブリ自身はキレイ好きな昆虫で、殺菌作用のあるフェノールやクレゾールを皮膚から分泌し、脚や触覚を舐めて常にキレイにしています。ゴキブリ自体は菌を持っていませんが、一部のゴキブリは下水やゴミ置き場など不衛生な場所を経由してくるので、菌やウィルスを運ぶと言われています」とのこと。

ゴキブリはベタベタして不潔というイメージがあるので、キレイ好きというのは衝撃的です!しかも、あのベタベタに殺菌作用が含まれているとは…。

ただ、そのベタベタに菌やウィルスがついてしまうようです。ゴキブリが媒介しているのは、サルモネラ菌赤痢菌コレラ菌などのほか、感染症ウィルス食中毒ウィルスなど。最近では胃の病気(胃がんや胃潰瘍ほか)の原因となるピロリ菌も、ゴキブリが運んできているという説もあるのだとか。

また、ゴキブリのフンや死骸の粉が喘息やアレルギーの原因となるとも言われています。無害であっても、やはり放置してはおけませんね。

ゴキブリは一年中活動している

それでは、冬にゴキブリは活動しないのでしょうか?

ゴキブリは冬眠しません。昆虫類は冬眠しませんが、活動が緩慢になって越冬します」と、佐藤さん。

「我々の経験から、ゴキブリは冬場も目撃します。茶色くて小さいチャバネゴキブリは基本的に建物内で生息して活動しています。黒くて大きいクロゴキブリも冷蔵庫のモーター部分や天井裏などで目撃します」

冬場は道路や庭では見かけなくても、鉢植えの中やマンホールの中でも生息しているそうです。ゴキブリは寒さに弱くても、ひっそりと生き抜いているのですね。

ゴキブリがいないと言われている北海道でも、チャバネゴキブリは数十年前から目撃されているそうです。

ゴキブリは冬場も増えている!

さすがに越冬はしても増えないだろうと思っていたら、大間違いです。
チャバネゴキブリもクロゴキブリも、建物内に生息しているものは、どこかに卵鞘を産みつけているのだとか。冬でも産卵しているなんて、繁殖力強すぎです!

この卵鞘のなかに数十匹の赤ちゃんゴキブリが入っているそうです。黒や茶色のカプセルのような形状なので、ゴキブリの卵だと気づかないかもしれません。
もし卵鞘を見つけたら、殺虫剤で始末すればいいのでしょうか?

「非常に硬い殻によって守られているため、卵鞘には殺虫剤は効きません。スプレータイプだけではなく、燻煙タイプも置き型の殺虫剤も効かないのです」

なんと無敵な…それではどうすればいいのでしょう。

「チャバネゴキブリの場合は、食器棚や冷蔵庫の裏など、あたたかく湿った暗い場所に卵鞘をポロポロと産み落としてありますので、見つけたらガムテープなどでくっつけるなどしてつぶさないように回収し、ビニール袋に入れ、口を隙間なくギュッと結んで処分しましょう。
クロゴキブリは、家具の裏や天井裏、床下、コンクリート部分、押し入れなどの木の部分に唾液で貼りつけるため、発見するのは難しいです。もし見つけた場合は、マイナスドライバーなどでそぎ取るように剥がしましょう。ティッシュなどでつかむとつぶれてしまいます」

これは、とてもできる気がしません(涙)。卵鞘を見つけたら、プロの駆除業者に相談したほうがよさそうですね。

結局のところ、冬もゴキブリを活動させないような環境をつくっておくのがベストのようです。

ゴミは必ずビニール袋に入れ、口をギュッと結び、ゴキブリのエサにならないようにしましょう。残った食材や開封した物はキチンと密閉し、ペットのエサなどは出しっぱなしにしないこと。ゴキブリは水さえあれば生き延びるので、湿気がたまらないようにこまめな換気も重要です。

取材協力:アルバトロス

文:

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