より身近になった現代の香りは「さりげなく日常的に」がキーワード

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時代とともに、香りのトレンドや楽しみ方は変化を見せています。外資系香料会社の方に、香りのトレンドと、暮らしに取り入れるコツを聞きました。

時代とともに移り変わる香りのトレンド

1970年代までの日本では、海外旅行のおみやげといえば「香水」でした。貴重な香水は、人に差し上げるもの、しかも〈もらったら飾っておくもの〉でした。

 

バブル期には意志のある強い香水がトレンドに。また、わかりやすい香りが人気だったため、同じブランドのものをみんながつけている、といったこともよくありました。

 

2000年代に入ると、さまざまなフレグランスメーカーの香りが日本で紹介されるように。人と同じ香水ではなく、オリジナリティを追求する人が増えているそう。

また、近年の特徴として、香りの楽しみ方が増えている、というのもあるそう。かつては香り=香水でしたが、今や、日用品で香りを楽しむことも一般的に。今やルームフレグランスや日用品など、香りを手軽に楽しめるアイテムが増え、毎日の暮らしに香りを取り入れることもだいぶ定着してきました。

フルーティー&フローラル、ローズが不動の人気

日用品の香りといえば、始まりは「トイレの芳香剤」。1970〜80年代はキンモクセイやライムをはじめとする清涼感のあるものが主流。その後、ラベンダーブームを過ぎて、今はフルーティー&フローラルのやさしく華やかな香りが人気です。また、時代を問わず好まれるのは「石けんの香り」なのだとか。たしかに、石けんの香りをかぐと、清潔感だけでなく、どこか懐かしい感じもします。

 

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不動の人気を誇るのが「ローズ」。時代によってアレンジはありますが、クラシックなローズの香り、ライチやピーチを混ぜたチャーミングな香り、赤いバラのイメージ、白いバラのイメージなどバリエーションも豊富。

 

ローズの香りには、〈気持ちを高める〉〈女性性を上げる〉などがあり、女性ならやっぱり興味津々。ゴージャスで華やかなローズの香りに包まれることの満足感にも浸れますよね。

 

「毎日がハッピーに。そんな思いを香りに託して届けたい」

 

「香りは目に見えないけれど、それがユーザーの方の“幸せ”として届くのであれば、作り手としてはとてもうれしいですね。日用品の香りを作るときは、毎日が楽しく、ハッピーになるように、という思いを込めています」とマーケティング担当とパフューマーの2人は声を揃えます。

 

香る日用品を選ぶコツを聞くと「必ず店頭で香りを試してみてください。使ってみてイメージが違ったとしても、使えば、なくなるのが日用品のいいところ。季節限定の香りなど、いろいろ試してみて、ぜひお気に入りを見つけてください」

 

キッチンではオレンジ、トイレではローズ、柔軟剤にはフローラルなど、シーンに応じて香りを変えてもよし。好きな香りに統一するもよし。香りも家事も、自分らしく楽しみたいですね。

  

取材協力:外資系香料会社

イラスト:白ふくろう舎

文:

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