ワンルームでも広々と感じる「色の使い方」

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今の部屋がちょっと窮屈に感じてきたら、模様替えのよいタイミング。狭い部屋でも広く見せる模様替えのコツはあるのでしょうか? 書籍『暮らしを愉しむお片づけ(すばる舎)』の著者でもあるIDÉE(イデー)の小林夕里子さんに伺いました。

ゆったり落ち着く空間にするには色の選び方がカギ

部屋にはカーテンやラグなど、さまざまな色が使われています。小林さんによると、配色によって、狭く感じることがあるそうです。

「ワンルームや小ぶりなお部屋は、色選びによっては圧迫感が出てしまいます。オフホワイトやベージュ、パステル系などの薄い色を面積の大きな部分に使うと広く見えますよ」

下のBeforeとAfterの部屋を見てみると、確かにボルドー系のカーテンはやや重たい印象。写真では見えづらいものの、素材も厚手で冬っぽいのです。Afterのグリーンのカーテンは麻の素材で、軽やかな雰囲気を感じさせてくれます。

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「色を足したいときには、ラグが便利ですよ。カーテンなどと色を合わせて統一感を持たせると、部屋をすっきりと広く見せることができます。ラグはどこにでも移動できますし、ベッドを背もたれにして床に座るなど、パーソナルスペースとしての空間を広げることもできる、便利なアイテムです」。

ラグは置かない方が広く見えるのかと思っていましたが、取り入れ方で空間を広く見せることができるのですね。

「家具を選ぶときには、床や建具の色に合わせるとまとまりが出ます。基本的には薄い色の方が部屋を広く見せる効果がありますが、床が濃い色なら、濃いめのキャビネットやベッドを選んだ方がいいのです。空間がつながっているような印象を受けるので、部屋が広く見えますよ。また、引っ越しなどで床と家具の色が合わない場合、中間色のラグを取り入れると、グラデーションとして統一感を演出することができます」。

お気に入りをバランス良く配置する「色の黄金比」

ただし、全部同じ色で揃えてしまうとぼやっとした印象になり、逆に小物などの存在感が出すぎてしまうのだとか。

「お気に入りの空間を作るためにも、適度に色を取り入れたいですよね。まずは、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色で考えると上手くいきます。それぞれ、75:20:5のバランスが目安ですが、あまり厳密に考えなくても大丈夫」。

それぞれのカラーには、次のような特徴があります。

ベースカラー

部屋の基調になる色。飽きの来ないベーシックな色を選ぶ場合が多く、今回は、床、チェスト、ベッドカバーなどにベージュ(グレージュ)を選んでいます。

メインカラー

インテリアの主役になる色。今回はカーテン、ラグなどで、グリーンをチョイス。

アクセント

カラー ランプやクッションなど、ポイントや引き締めになる「さし色」。部屋の雰囲気を手軽に変えられるのも特徴です。今回はイエローを取り入れています。

「まず全体を考えて、その後小物で調節していくのがいいと思います。ベースカラーのベージュは少しずつ色味が違っていますが、まったく同じでなくても、同じトーンならまとまりが出ます。今回はメインカラーとアクセントカラーを色相の近い色にしましたが、グリーンと紫など、反対色にしてもメリハリが出て楽しいですよ」。

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色相が近い、とは、この色相環の図の中で近い場所にあるということ。似た色なら落ち着いた印象、反対色なら元気で明るい空間を演出できるのだそうです。

実際にBeforeとAfterを目にしてみると、カーテンでがらりと印象が変わるのは想像以上! また、色の数を抑えてまとまりを出すのは、すぐにでも取り入れられそうなテクニックですね。

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