女性だって無関係じゃない!? 知っておきたい加齢臭の原因

 

中高年の家族がいると、衣類や寝具からなんともいえないニオイを感じることも。それは、おそらく“加齢臭”が原因。いったいどのようなメカニズムで発生するニオイなのでしょう? 体臭や汗の専門治療を手掛ける五味クリニックの院長・五味常明先生にお聞きしました。

加齢臭の元となる「ノネナール」は女性にもある!

「人の体には、皮膚のうるおいを保つために皮脂を分解する『皮脂腺』があります。年齢を重ねるにつれ、皮脂腺の中の『パルミトオレイン酸』という成分や、活性酸素によって脂質が酸化した『過酸化脂質』が増加します。パルミトオレイン酸と過酸化脂質が結びついて生まれるのが『ノネナール』。加齢臭の元になる物質です」と、五味先生。

ノネナールはロウソクや古い本、青臭いチーズのようなニオイだといわれています。加齢臭がするのは中年男性だと思われがちですが、仕組みは男女共通。つまり、服装に対する気遣いや清潔感を重視する女性のほうが目立たないだけで、誰しも発する可能性があるニオイなのです。

中高年でなくても、加齢臭が!?

また、汗のニオイも気になるところ。「本来、よい汗はニオイが少なく、水に近いもの。ただし、肝臓や腎臓の機能が弱まると、尿として排出されるはずだったアンモニアが汗に残り、ニオイの原因になってしまいます。年を取れば内臓機能は低下するので、このニオイも加齢臭のひとつです。ただ、ストレスや疲労の蓄積した人にも同じ症状が見られるため『疲労臭』とも呼ばれます」(五味先生)。加齢臭は中高年だけのものじゃなかったんですね!

加齢臭が強くなりやすいのはどんな人?

肉類が好きで、お酒や煙草もやり、仕事が忙しいために運動不足でストレスがたまっている……こんな人は生活習慣病にかかりやすいですよね。実は加齢臭も、生活習慣病と大きなつながりがあるのだとか。

五味先生曰く「不摂生を続けていると、皮脂腺に脂肪分が増え、加齢臭の元になるノネナールが多くなってしまう」とのこと。

ストレスが多いと、体内に活性酸素が発生し、過酸化脂質が増えてノネナールを作ってしまいます。さらに加齢臭が気になってストレスとなり、よりノネナールが増えるという悪循環も考えられるとか!

加齢臭を軽減するためには、デオドラントグッズを使うだけでなく、体の内側から対策することが重要です。

取材協力:五味クリニック 院長・五味常明先生

写真:Thinkstock / Getty Images

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