手でクルクルとたたむ、床にトントンはNG。意外と知らない傘のお手入れ方法

 

いよいよ梅雨の季節。憂鬱な雨も、お気に入りの傘があれば、雨の日を待ち遠しく思うかもしれません。今回は、六本木ヒルズにあるレイングッズ専門店「HANWAY」の開発チーム・加藤丈晴さんに傘のお手入れについて聞きました。

傘の大敵は「手の脂」だった

ほとんどの傘には撥水加工が施されています。新品なら使用前の防水スプレーは不要です。

撥水加工にはフッ素系の撥水剤を使っていますが、じつはこのフッ素、油分に弱いのです」と加藤さん。 意外ですね。油分は水を弾くので、むしろ傘のためにはいいのかと思っていました。

傘にとって、手のひらを使ってクルクルと巻く行為が一番よくないそう。ハンドクリームをつけた手でさわるなどはもってのほか。撥水性が失われるだけでなく、筋状の線ができてしまうので見た目の美しさも損なわれてしまいます。

正しい傘のたたみ方

  1. 傘を巻くときは、生地の折り目をつまむようにして1枚ずつ軸に巻きつけるようにして整えます。
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  2. 傘の生地をなるべく手で触れないように気を付けながら、ベルトで巻きつけてボタンを留めます。
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折りたたみ傘も同様に、できるだけ生地を手で触れないように心がけましょう。

実は傘も丸洗いできる

傘を濡れたまま巻いておくことはよくありません。巻かずに玄関先やベランダ、お風呂場などで干してください。濡れっぱなしにすると骨がサビたり、カビや汚れ、ニオイの原因になります。

荒天時に使用後、屋内外に傘を無造作に置くと、泥やほこりなどで汚れてしまいます。また、雨は空気中の汚れも包んで降ってきますので、濡れたら放っておかず、定期的に丸洗いして傘の汚れを落としましょう。

傘を丸洗いする方法

  1. 水が使えるお風呂場などのスペースを利用し、5~10倍に薄めた洗濯用中性洗剤をスポンジにたっぷり含ませ、傘の表面をやさしく丁寧に洗います。そして、シャワーでしっかり泡を流します。
  2. そのままお風呂場で陰干しをし、ある程度かわいたら、必ず行ないたいのが「ドライヤーで乾かす」という工程。ドライヤーの熱をあてることで、フッ素の効果がよみがえり、弱くなっていた撥水効果が買ったときの状態に近づきます。
  3. 何度か洗って撥水力の弱まった傘には、防水スプレーをかけてもよいでしょう。防水スプレーの噴霧は、必ず生地の目立たないところで試してから行ないます。きちんと離して吹きかけ、ムラやシミにならないように気をつけましょう。

防水スプレーは必ず屋外で使いましょう。

また、天気の日に外で干す場合は、生地や色を守るために必ず陰干ししてください。

傘の先を床に「トントン」するのはNG

電車やお店に入るとき、濡れた傘を持ち込むのは気が引けます。そんなとき、どのようにして傘の水分を切っていますか?傘の先を床などに「トントン」とする人も多いのでは。

傘を左右に回して水を飛ばしたり、トントンと床を突いて水を切ったりするのは絶対にNG。傘は縦の動きを前提に設計されているので、横に動かすと骨が外れるなど、壊れる原因になります。

傘の水を切るときは、少し開いて、少し閉じて、を繰り返します。

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やってみると「傘で遊ぶな」と学校の先生に叱られた記憶がよみがえりますが、実はこの行為、傘のためには正しい水の切り方だったのです。

長持ちさせるには、常時2~3本の傘を使いまわすのがベター

靴を大切に履くコツは、「数足の靴をローテーションで履くこと」といわれます。それは、こもった水分を乾かすため。傘も同じで、2~3本を使いまわすのが理想的だそう。

今まで使いっぱなしにしていた人は、干すことから始めてみましょう。干すお手入れをしていた方は、丸洗いにも挑戦してみてください。

取材協力:HANWAY

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