抜いても抜いても生えてくる悩ましい雑草…園芸家に聞く、正しい除草のコツ

 

素敵な庭づくりを、と意気込んでいろいろな植物を飾っても、手入れの仕方がわからず、荒れたままにしていませんか? そこで園芸家の永田あおいさんに、庭掃除で手始めに行ないたい“除草”の正しいやり方を教えていただきました。

根を残すと、また生えてくる。雑草は根元から除去

除草のポイントは、雑草などを手や道具で根こそぎ抜いたり、削り取ったりして、土から取り除くこと。雑草の根を残すと再び生えてくるため、基本は根から抜くことが大事です。大きく生育してからだと根を抜くのが困難になるため、雑草が小さいうちに取り除くことが余計な力も使わず、簡単です。

除草のコツは適材適所の道具選び

植え込みの間や塀のそばなどの狭い場所では、背の低い草を根元から削り取ることに向いている「ねじりガマ」を使います。広い場所を除草する場合は、小型のクワである「片手ホー」が向いています。最近では、除草フォーク付きの草刈りなども販売されているので、お庭の面積にあわせて道具選びをしましょう。

雨あがりや雨が降った翌日なら、手でむしるのもOK

土が柔らかいと簡単に作業出来ます。そのため雨あがりや雨が降った翌日に作業すると道具を使わなくても根がスッと抜きやすいので、天候とも相談して作業を行ないましょう。

根元から抜いても生えてくる雑草には、除草剤をまくのもひとつの手

植え込みのない場所は、除草剤を使用するのが得策です。広い面積の草むしりは重労働となるため、時々頼るとよいでしょう。

除草剤の薬剤は、雑草に液体散布するタイプと土に粒剤薬剤をまくタイプがあります。 長期間持続させたい、広範囲に使用したい、早く枯らしたい、土に残留しにくいもの、などで薬剤も異なります。自分のお庭にあった薬剤選びをしましょう。

除草剤を使うときは、大切に育てている植物にかからないように注意を。樹木の株元から1メートル以上離す、風向きに気を付けるなど、使用には細心の注意が必要です。

除草剤は使いたくないという人は、ガーデンストーンや雑草シートなどを上手に利用するとよいでしょう。

除草が終わったら土作りのスタート

除草が終わったら、美しい庭をはぐくむ土台作り。植物が元気に育つには、有機質に富んでいて、通気性、排水性、保水性のよい庭土にする必要があります。 そのためには、庭土をチェックし、土壌改良をしてからお好みの植物を植えるようにしましょう。

庭土の簡単チェック方法

  1. 庭の土を耕す
  2. 庭土を握り、握った後の土の状態を確認する。
    よい土の場合…フワフワして柔らかい。ゆっくりと崩れていく。
    悪い土の場合…ヌルヌルして固まる。または、パラパラになってしまう。
    このような場合、庭土を約30cm掘ってよく耕し、土壌改良剤などを混ぜましょう。

ヌルヌルして固まる場合はパーライト(土壌改良剤)と堆肥など有機質などを混ぜる。バラバラになってしまう場合はバーミキュライト(土壌改良土)と堆肥を混ぜるなど、土質にあった土作りをしましょう。

土壌改良が難しい場合には、直接庭には植えず、掛ける「ウォールポケット」や置く「コンテナガーデン」、吊るす「ハンギングバスケット」などを配置して楽しむのも素敵ですね。

取材協力:永田あおいさん

写真:Thinkstock / Getty Images

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