今年の梅雨はいつまで続く?ジメジメした季節に気になるニオイ対策
本州も続々雨の季節が到来して、気象庁より、4日は中国や近畿、東海が、5日は関東、北陸でも梅雨入りの発表がありました。そろそろ部屋干しのニオイが気になったり、お風呂場のカビが発生したりするのでは…と心配になります。 そこで、今回は、2014年梅雨の天気傾向について、気象ニュースの配信などを行う「ウェザーマップ」の気象予報士・山口津香沙さんに聞きました。
梅雨入りは各地平年よりも早く、雨量は平年並みの予想
「今年は平年よりも早く梅雨入りしたところが多いですが、
また、梅雨明けは、平年では沖縄が6月23日頃、近畿・中国、東海・関東で7月21日頃、北陸、東北南部で7月25日頃、東北北部で7月28日頃という予報になっています。
そもそも梅雨とはどういう現象?
「梅雨というのは、春から夏へ季節がシフトしていくために起こる、高気圧の戦いです。春の勢力と夏の勢力がぶつかり合うところが梅雨前線。この前線がかかる時期が梅雨ということになります。
春と夏の勢力争いにより、前線は日々移動しています。これは南から北へ移動していくので、梅雨入りも沖縄からはじまり、東北が一番遅くなります。そして夏の高気圧(太平洋高気圧)の勢力が強まると梅雨前線が消えて、梅雨明けとなります」(山口さん)。
梅雨は1年で1番雨が降る時期ですが、
湿度が高い梅雨時期にはしっかりニオイ対策
そんな、梅雨の時期。気になるのが、部屋や洗濯物のニオイ。 「7月は一年で最も湿度が高く、気温も高いので、不快指数は最大。そして、湿度が高ければ高いほど、ニオイは伝わりやすくなるんです。だから、ニオイ対策はしっかりしたほうがいいですよ」(山口さん)。イヤなニオイも伝わりやすいですが、逆に言えば、いい香りもよく伝わるということ。
ということは、ジメジメした空間のニオイや洗濯物の生乾き臭をしっかり取って、いい香りが広がるような消臭スプレーや柔軟剤を使うというのが、この時期の賢いニオイ対策のようです。
雨や曇の日が多く、不快指数も最大で、ニオイまで気になる時期が2カ月近くも続くとは、なんとも憂鬱。でも、こんな時こそ、明るい色のレイングッズを取り入れてオシャレをしてみたり、読み損ねている本を読んだり、DVD鑑賞をしたり…自分なりの過ごし方を見つけて、梅雨時期を楽しく過ごしましょう。
写真:Thinkstock / Getty Images
2014.6.11