[お直し職人に聞く]虫食いニットをキレイに補修する方法

穴があいたニットも、手縫い糸やポリエステルの糸を使い、縦に縫い合わせるとキレイな仕上がりに。原因の虫対策も忘れずに!

衣装ケースからセーターやマフラーを出したら、虫食いの穴が!でも、あきらめなくてもいいんです。洋服のリフォームやリメイクを専門に行っている「お直し職人」の玉田さんに、家庭でできる補修法について聞きました。

小さな穴なら、当て布をしなくてもOK

まずは、黒いカーディガンに開いた、虫食いの穴。ストッキングの伝線と同じで、小さな穴でも放っておくと、どんどん広がってしまうのだとか。

まずは、黒いカーディガンに開いた、虫食いの穴。

「これぐらいの穴なら、当て布をしなくても大丈夫ですよ。ストッキングを裏に当てて縫う方法もありますが、大きな穴でなければ使わないほうがいいですね」と玉田さん。

また、「直す時は、 洋服を買ったときに、小さい袋に糸やボタンが入っていますよね。あの糸を使うのが一番いいんです。なければ、ニットに近い色合いで、材質や太さが近い糸だと目立ちません」。

普通の手縫い糸やポリエステル製のミシン糸を使って直しましょう。 絹だと時間が経つと切れやすくなり、コットンだと滑りが悪く、縫い目がゴロゴロしてしまうそうです。

ニットの穴あきは編み目に沿って縫うと仕上がりがきれいに

<虫食いで穴のあいたニットの直し方>

1.玉結びをつくる 針に糸を通し、糸の先に玉結びをつくります。

2.編み目を拾う ニットの裏から針を通し、まずは穴の端の編み目を針で探します。それから「反対側の〝相手″を探す」(玉田さん)とのこと。反対の編み目を拾い、縫い合わせます。

ニットの裏から針を通し、まずは穴の端の編み目を針で探します。

通常、ニットは縦に編まれているので、横には糸を走らせず、縫う時はニットの編み目に縫う方向を合わせること。編み目が元に戻るように、一針ずつ縦に縫い合わせるとキレイな仕上がりに。

3.玉止めをつくる 縫い終わったら裏側に玉止めをつくり、糸端が目立たないように処理します。 この間、わずか数分です!

縫い終わったら裏側に玉止めをつくり、糸端が目立たないように処理します。

直し方はほかにもあります。 これは「穴かがり」という縫い方で直したもの。どこに穴が開いていたのか、よく見てもわからなくなりました!

これは「穴かがり」という縫い方で直したもの。

柄物のお直しのほうが、実は簡単!

柄物のニットは複数の糸を使っているので、直すのが難しそう。ところが、玉田さんによると「無地はちょっとでも傷があると目立つけれど、柄は目の錯覚でごまかせるんですよ」とのこと。

柄物のニットは複数の糸を使っているので、直すのが難しそう。

基本の縫い方は同じで、編み目に縫う方向を合わせて、編み目を拾いながら縫い合わせていきます。

基本の縫い方は同じで、編み目に縫う方向を合わせて、編み目を拾いながら縫い合わせていきます。

たしかに、縫い目が隠れてしまい、どこを直したのかわからない仕上がりに。

たしかに、縫い目が隠れてしまい、どこを直したのかわからない仕上がりに。

大きめの穴でも、家庭でお直しできるそうです。 その場合、穴周辺の布をつまんで折り畳み、穴を隠して縫い合わせていきます。 ただし、布に段差ができるので、ちょっと目立つかもしれません。自信がなければ、専門店へ修理に出したほうが良いでしょう。

虫食いニットの二次被害を防ごう!

虫食いニットが見つかった場合は、他の服にも卵を産みつけているかもしれません。洗濯するかドライクリーニングに出しましょう。応急処置をしたい場合は、アイロンのスチームを当てるのがオススメ。

入れていた衣装ケースも日光消毒し、二次被害を防ぎましょう。

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取材協力:お直し職人

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