今年の蚊は大丈夫? デング熱ってどんな病気なの?

 

昨年夏、東京の代々木公園などを発生源として感染が広がったデング熱。しょっちゅう蚊に刺される子どもを持つ身としては、とても気になる感染症です。今年も流行するのか心配。そこで、国立感染症研究所ウイルス第1部第2室の高崎智彦室長に、デング熱について聞きました。

デングウイルスは蚊を媒介して広がる

デング熱とは、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症です。デングウイルスに感染した人の血を蚊が吸うと、蚊の体内でデングウイルスが増殖。そして、デングウイルスを持った蚊がほかの人を刺すと、ウイルスがその人に感染するという経路で感染が広がるのだとか。

蚊はイエカ属やヤブカ属など35属に分類され、デングウイルスを媒介するのはヤブカ属に属する種類のみ。その中で日本に生息するのは、白と黒の縞々模様を持つヒトスジシマカです。

感染すると、潜伏期間を経て突然発熱。頭痛や筋肉痛なども

デング熱に感染すると、3~7日間の潜伏期間のあと突然発熱。頭痛、筋肉痛、関節痛、食欲不振、腹痛、下痢、便秘などが見られることもあるそう。

多くは1週間程度で回復しますが、「まれに重症化するケースもあるので、野外で蚊に刺されたあと発熱したら、念のため受診しましょう」(高崎室長)。

デング熱は人から人に直接感染する病気ではないので、デング熱にかかった人がそばにいても、ヒトスジシマカを媒介しなければうつりません。

今年も日本国内で流行する可能性は十分にあり!!

海外では今年もすでにデング熱の流行が始まっている国があり、中には1年を通じてデング熱が発生している国もあるそう!そのため「今年も国内で発生、流行する可能性は十分にあります」と高崎室長。

地域によって多少のずれはありますが、国内でヒトスジシマカが活動するのはゴールデンウイーク明け~秋の終わりごろまで。この時期はデング熱に対する警戒が必要です。

デング熱に過剰反応する必要はないけれど、今年も流行する可能性は高そう。すでに警戒が必要な季節に突入しているので、ニュースなどで日本のデング熱流行について把握しておかなくてはいけないなと思いました。

取材協力:国立感染症研究所ウイルス第1部第2室 高崎智彦室長

写真:Thinkstock / Getty Images

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