蚊に刺されないようにするのが肝心。デング熱の予防策 & 治療方法とは?

 

すでに海外では流行が始まっており、日本でも昨年に引き続き流行する可能性があるデング熱。予防法および万一感染したときの対処法について、国立感染症研究所ウイルス第1部第2室の高崎智彦室長に聞きました。

野外で活動するときはなるべく肌の露出を避けましょう

デング熱はデングウイルスを媒介する蚊(日本ではヒトスジシマカ)に刺されることで感染する病気。そのため、「予防策は蚊に刺されないことに尽きます」(高崎室長)とのこと。

野外、とくに草むらなどに行くときは長袖・長ズボンを着用し、できるだけ肌の露出を少なくし、蚊に刺されないようにしましょう。

デングウイルスを媒介するヒトスジシマカは明け方と午後~夕方に最も活動が活発になります。この時間帯に公園など緑が多い場所に行くときは、とくに注意しましょう。

草むらが多い場所などで過ごすときは、虫よけ剤を携帯します

蚊を寄せ付けないようにするには虫よけ剤も効果的。「ディート(DEET)」という成分が有効ですが、日本で市販されているものは作用時間が短いので、2~3時間おきに塗り直してください」と高崎室長。汗をかいたときも塗り直したほうがいいですね。

乳幼児がより安全に虫よけ剤を使用するためには、顔や手への使用は控え、衣類で肌の露出を少なくすることを最優先に考えましょう。

エアゾールタイプは粒子を吸収してしまう可能性があるので、子どもに使うときはいったん大人の手に吹き付け、手で塗ってあげるほうが安全です。

発症したら対症療法と安静で回復するのを待つ

「デング熱はまれに重症化することがあるので、野外で蚊に刺されたあと、数日して突然発熱したら受診が必要」(高崎室長)ですが、現段階ではデングウイルスの治療薬はなく、症状を和らげる対症療法が中心になるそう。つまり、十分な水分補給と休養で回復をはかるしかないんですね。

万一デング熱に感染したら、デングウイルスを広めないようにするために、熱がある間は外で蚊に刺されないようにすることも重要です。

デング熱に感染しないようにするには、予防が何より大切。これからは野外で活動するときは、長袖・長ズボン、虫よけ剤を必須にしようと思います。

取材協力:国立感染症研究所ウイルス第1部第2室 高崎智彦室長
写真:Thinkstock / Getty Images

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