運動会の前に知っておきたい、熱中症の予防法と対処法

 

暑い日が増えてくると心配なのが熱中症。特に運動会や体育祭で子どもが長時間、外にいるときは心配です。熱中症が疑われるときの対処法とならないための予防法について、東京医科大学の太田祥一先生に聞きました。

どういう人が熱中症になりやすいの?

熱中症になりやすいのは、太った人、体力がない、暑さに慣れていない人といわれています。そして熱中症が起こりやすい環境は高温多湿の日です。

体力に自信がある場合でも、例えば運動会の前日、興奮して睡眠時間が足りない、朝食がきちんと食べられなかったなど、普段通りの体調ではない場合は注意しましょう」と太田先生は話します。

5月や6月の急に暑くなった日、照り返しの強いグランドなどで長時間活動すると、誰もがなりやすいと言えます。

熱中症を予防するにはどうしたらいいの?

熱中症の予防には、日頃から栄養を摂ったり、体力をつけておきましょう。そして野外、屋内にかかわらず汗をかいたら、こまめな水分補給をしましょう。

服装は軽装で吸湿性や通気性のいい素材のものを着用し、帽子で直射日光を防ぎましょう。

また大切なのは、ちょっと頭が痛いとか、ボーっとしてしまうなど、少しでも体に異変があったら、遠慮せずに周りの人に伝えて休むことです。運動会や体育祭の練習や本番では、団体行動で言いづらいこともあるかもしれませんが、勇気を持って伝えましょう」(太田先生)。

大量に汗をかくと水分と一緒に塩分も失われますので、水分と塩分を一緒に補給することが大切。水分補給には、水と梅干し、経口補水液、スポーツドリンクなどがいいそう。

熱中症の症状と知っておきたい応急手当

「熱中症は、脱水、塩分不足、体温上昇などがさまざまな程度に重なって起こるため、軽い頭痛やめまい、立ちくらみで始まる場合もあれば、急な意識障害で重症化するケースもあります。

症状がひどくない場合は、日陰など涼しいところで衣服を緩め、水分を補給し、ぬるま湯か水をかけたり、ぬれタオルをあてたりして、あおぐと体を冷やせます。

早めにこのような対処をすれば大事にならず、回復することが多いです。我慢して頑張ってしまうことが危険ということを覚えておきましょう」(太田先生)。

意識障害や水分摂取ができない状態のときは生命に危険がありますので、早急に救急車を手配しましょう。

5月や6月はまだ暑さに体が慣れていないので、運動会や体育祭の時期は確かに危ないようです。親は熱中症の知識を持ち、子ども自身は自分の体の異変をきちんと伝えられるように備えたいですね。

取材協力:恵泉クリニック/東京医科大学 太田祥一先生

写真:Thinkstock / Getty Images

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