夏の外出時、気をつけたい赤ちゃんの水分補給

 

夏は、屋外にいるだけで汗がじんわり。大人はノドが乾いたら自分で飲み物を飲めますが、言葉が話せない赤ちゃんは、大人が気をつけて見てあげたいものです。そこで今回は、夏の外出時の赤ちゃんの水分補給のコツについて、城西国際大学看護学部准教授の宮澤純子先生に聞いてみました。

赤ちゃんにとって水分が重要なワケ

生まれたばかりの赤ちゃんは、体内の水分量が体重の約80%を占め、大人の60%と比べると格段に多く、大人より水分が不足した場合の影響を受けやすいと言われています。

宮澤先生によると、「発汗とは別に、呼気や皮膚などから自然と失われていく水分も多く、腎機能が未熟で尿の量が多いため、水分を多く排出することになります」とのこと。

このような理由から、赤ちゃんは大人に比べて脱水に陥りやすいため、水分補給が重要なのです。

外出時は「こまめな」水分補給がカギ

汗をたくさんかいていたり、顔を赤くしたりしているような時はもちろんですが、暑い日のお出かけでは、赤ちゃんの様子にかかわらず、こまめな水分補給が必要とのこと。では、どのようにあげたらよいのでしょうか?

赤ちゃんの水分補給のコツ

「まとめて」ではなく、「こまめに」がポイントです。

1歳までの赤ちゃんの場合、水分の必要量の目安は1日約150ml/kg。例えば、体重6kgの赤ちゃんの場合、150×6で1日に900mlとなります。

「これは母乳やミルクの量を合わせての水分量ですが、気温が高い日のお出かけなど、失われる水分量が多い場合は、多めに水分をあげるようにしましょう」(宮澤先生)。

母乳を飲んでいる赤ちゃんなら、母乳だけでも水分を補えます。母乳やミルク以外のものをあげる時は、カフェインの入ったものや甘い飲み物は避け、水や麦茶にしましょう。

尿が出なかったり、量が少なかったり、皮膚や唇が乾いて、手足が冷たいなどの症状があったら脱水が疑われますので、すぐに水分補給をしてあげましょう。

夏の暑い日は、特にいつもと違った様子がないか、気をつけて見てあげましょう。

水分を持ち歩く時のポイント

宮澤先生によると…

  • 水筒を使う場合は、キレイに洗ってよくすすぎ、乾燥させてから使うことが基本。
  • 注ぎ口が狭く、洗いにくいものなどは、台所用塩素系漂白剤でつけ置き洗いしてから使うのがベター。
  • 雑菌を繁殖させないためには、クーラーバックを利用したり、水筒に氷を入れたりして、温度が上がらないようにするのも◎。

気温が30度以上になると菌が繁殖しやすくなります。食中毒の多い時期、長く持ち歩いたものを心配しながら使うよりは、外出先でペットボトル飲料などをその都度、買って利用するというのもひとつの手です」(宮澤先生)。

これから夏休みシーズンもはじまり、兄弟のいる赤ちゃんはお出かけする機会も多いかと思います。時々涼しい場所で休んだり、こまめに水分補給をするなどして赤ちゃんの負担にならぬよう、上手に暑さとつきあい、楽しいひと時を過ごしてくださいね。

取材協力=城西国際大学 看護学部 准教授 宮澤純子先生

写真:Thinkstock / Getty Images

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