進んでお手伝いできる子に育てるための、ママの心得とは?

お手伝いは子どもが働く喜びを学ぶいい機会。褒めて認めることで成功体験が積み上がり、お手伝いの習慣化に。

進んでお手伝いできる子どもに育てるにはどうしたらいいのでしょう?「日本子育てアドバイザー協会」認定子育てアドバイザーの榎本可世子さんに聞きました。

そもそも、お手伝いのメリットとは?

「子どもにとってのお手伝いは“遊びの延長”。ですから、“お手伝い=何かをやらせる”という考えではなく、子どもが「役に立つことの喜び」を感じながら

  • 社会の仕組み
  • 働く喜び
  • 家族の一員であることの認識
  • コミュニケーション

の4つを楽しみながら教える機会ととらえるといいでしょう」と榎本さん。

簡単なものからお手伝いしてもらおう

では、どんなお手伝いからお願いすればいいでしょうか。

子どもの年齢にもよりますが最初のお手伝いは「ボックスティッシュからのティッシュ運び」など簡単な物から始めます。最初子どもは自分のやっていることをお手伝いとは思いませんので、「お手伝い有難う」という言葉を掛ける事で遊びがお手伝いにかわります。たとえば、次のようなお手伝いが考えられます」。

  • 脱いだ靴をそろえる
  • 手を拭いたタオルを洗濯機に入れる
  • お料理のお手伝い
  • 箸や茶碗を並べる
  • 食べたものを片付ける
  • 洗濯物をたたむ
  • モップかけ
  • ごみだし

どうしたら進んでお手伝いしてくれる?

子どもみずから喜んでお手伝いをし始めるタイミングがチャンスとのこと。

「継続してお手伝いしてもらうには、子どもの失敗を怖がらず、完璧は求めず子どもの好奇心に寄り添ってあげましょう。最初は誰でもうまくは出来ません。やってくれたらほめて、認めてあげること。そうすると、子どもはお手伝いを喜んでやってくれるようになるでしょう。

榎本さんオススメの「子どもにかけてあげたい言葉」は以下のとおり。

  • 「ありがとう!」
  • 「よくできたね」
  • 「とても助かったわ!」
  • 「すごいね」

子どもは家事が下手で当たり前ですので、完璧は求めてはいけません。自分がやったことで喜んでもらえたり、褒めてもらえたりという“満足感”が大切です。その繰り返しで、さまざまな仕事を覚え、自分も役に立つことを学んでいきます。

年齢が高くなり、何かをしたことの報酬を求めるようになったときは、お小遣いやプレゼントを検討することも悪くはありません。

お手伝いが嫌いになる!? 親のNGワード、行動とは?

「こんなこともできないの」などとけなしたり、一生懸命にやったことを親が子どもの目の前でやり直したりするといったダメ出しは、子どもの気持ちを傷つけ、お手伝いをする気持ちを損ねてしまうのでNG。パパやママは「このくらいやって当たり前」ではなく、「やってもらってありがとう」と思う気持ちを忘れないことが大事。

小さい頃は、お手伝いも遊びの延長なので楽しい雰囲気でお手伝いを見守ることが出来ますが、年齢が高くなると、大変とか辛い、汚い、汚れるという事でお手伝いを嫌がることも出てきます。そんな時はパパやママも一緒にしたり、反対に「お手伝いしようか」の声掛けでねぎらいのきもちを伝えましょう。結果、コミュニケーションの場となり、達成感や、頑張ろうとする気持ちが生まれてきます。又、「手伝う」という事がより分かりやすく伝えられますね。

遊び感覚で始めるお手伝いですが、子どもの興味や好奇心を大切にし、パソコンやスマホでは味わう事の出来ない喜びや楽しさや達成感が味わえ、意欲や頑張る力が育つ「お手伝い」です。時には「まどろっこさ」や「危うさ」があり、つい手を出しそうになってしまうものですが、ぐっとこらえて見守ることで子どもが「お手伝い」を楽しいと思うようになってくれたら嬉しいですね。

取材協力:「日本子育てアドバイザー協会」認定子育てアドバイザー 榎本可世子さん

写真:Thinkstock / Getty Images

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