インフルエンザ、ノロウイルス、RSウイルス…2015年冬に流行しそうなウイルスの傾向とは?

 

先日、うちの子どもたちもインフルエンザの予防接種をしてきました。昨シーズンまではA型2種類、B型1種類の3価ワクチンでしたが、今シーズンからはB型に1種類増やした4価ワクチンが導入され、ワクチン価格も値上がりしていました。このインフルエンザを筆頭に、この冬流行しそうなウイルスの傾向について、東京都感染症情報センターに聞きました。

学級閉鎖の原因ナンバーワン!季節性インフルエンザ

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる呼吸器感染症で、通常の風邪に比べて全身症状が強くでるのが特徴。

ウイルスの種類はA、B、Cの3つの型があり、2009年以降、日本国内で流行しているのはA型のA/H1N1(2009年に流行したインフルエンザ)とA/H3N2(香港型)、B型の3種類です。

近年、B型で2つのタイプの混合流行がみられたため、今シーズンのワクチンから新たに1種類加えた4種類のウイルスタイプが含まれるワクチン(4価ワクチン)が導入されました。

流行時期

12月から流行し始め、1月下旬〜2月上旬がピーク。

感染経路

患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染。毎年小学校で流行するため、学級閉鎖の原因ナンバーワンとされるウイルスです。

汚染された食品からも広がるノロウイルス

ノロウイルスは、感染性胃腸炎(細菌やウイルスなどの微生物による感染症の総称)の原因としてもっとも多いもの。他のウイルスに比べて変化しやすく、新しいウイルス型がたびたび出現するのが特徴です。

近年、新たなタイプが海外だけでなく国内でも検出されています。免疫を持っている人が少ないため感染が広がることも考えられます。流行時期に向けて十分な注意が必要です。

流行時期

10月から3月まで。12月頃がピーク。

感染経路

ウイルスが付着した手で口に触れることによる接触感染と、汚染された食品を食べることによる経口感染。感染力は強く、少量のウイルスでも感染します。

乳幼児や高齢者は、下痢等による脱水症状に注意が必要です。

今年のRSウイルス患者数は過去5年の平均を上回っている!

RSウイルス感染症とは、RSウイルスによる呼吸器感染症。軽い風邪のような症状から重い肺炎までさまざま。おもに乳幼児の間で流行し、先天性心疾患や慢性肺疾患を持つ人、低出生体重児は重症化しやすいと言われています。

流行時期

ピークは12月。2015年9月下旬以降の患者数は過去5年平均を上回っています。

感染経路

患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染や、ウイルスが付着した手で口に触れることによる接触感染。

咽頭炎で多く見られるのは喉の痛み。学童期に多いウイルス疾患

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群レンサ球菌による上気道の感染症。

レンサ球菌は菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こします。咽頭炎の場合は、38℃以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌などの症状が典型的。

学童期の小児に多く見られ、まれに重症化して全身に発赤が広がる猩紅熱(しょうこうねつ)に移行することもあります。

流行時期

5〜6月と12月がピーク。今年の1月上旬以降、患者数は過去5年平均を上回っています。

感染経路

患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染と、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染。

飛沫感染や接触感染が多いので、やはり感染予防の基本である「手洗い・うがい」を徹底しようと改めて思いました。普通の風邪に比べると、重症化したり、合併症を起こすこともあるウイルス感染症。甘く見ることなく、正しい基礎知識を持って、しっかり予防につとめたいものです。

取材協力:東京都感染症情報センター

写真:Thinkstock / Getty Images

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