今年こそ良い年を過ごすために!正しい初詣の仕方

 

毎年行っているのに、実は知っているようで知らない「初詣」の正しい作法。 良い年を迎えるためにも、「初詣」で神社を参拝する際に気を付けたいことについて、國學院大學の新谷尚紀教授に聞きました。 1年のスタートを切る大切な行事ですので、今一度おさらいしておきましょう。

そもそも初詣とは、どんな行事なの?

初詣といえば、お正月に行くものという漠然としたイメージですが、そもそも、どんな行事なのかご存じですか?

初詣は、自分が住んでいる地域の鎮守・氏神様を祀る神社にお参りして、昨年1年間、健康に過ごせたことへの感謝と、新しい年もお守り下さいという気持ちを伝えに行くことです」と新谷教授。

現代のように、大勢の人が有名な神社に参拝するようになったのは、江戸の終わり頃からなのだとか。

商売繁盛などのご利益を得るために有名な神社やお寺に参拝するのも良いですが、地域を見守る氏神様へのご挨拶というのが、キホンのようです。

喪中だから初詣に行ってはいけない!? いまさら聞けない正しい参拝方法

手水に柏手、鳥居のくぐり方まで、神社参拝にはしきたりが多そう。だけど、いまさら聞くのも恥ずかしいもの。

「神社は、けがれを捨て、はらい清めてもらう場所。手水舎(ちょうずしゃ)で手を洗うのは、より大きな心の悩みをはらう前に、小さな場所だけでも清めておくという意味があります。一般的には、左の手からと言われていますが、大切なのは気持ち。二拝二拍手一礼も、それぞれの神社が示す方法があれば、それに従えば大丈夫ですよ」。

では、喪中は参拝も控えた方が良いのでしょうか? 「喪中だから行ってはいけない、ということはありません。ただ、お祭りに参加するのは避けたほうが良いですね。その土地の罪けがれを全てはらい清めて幸運を呼ぶための行事の中で、1人がけがれのレベルを上げ過ぎてしまう。逆に初詣というのは、みんなが1年のリセットをする行事なので、喪中でも行って大丈夫なんです」。

他にも、神様に会う場所なので、場所も気持ちも汚すことのないよう心がけることが大切。一緒に行った相手とケンカをしない、ゴミのポイ捨てをしないなど、ごく当たり前のマナーを守ることこそ、正しい参拝方法だと言えます。

お賽銭は幾らあげればいいもの?

お財布の中からご縁があるようにと願掛けをして5円玉を探したり、よりご利益を求めて高い紙幣を出したりと、お賽銭の金額は人それぞれ。

では、幾らが妥当なのでしょうか。 「まず、お賽銭は奉納金ではありません。奉納金は初穂料や玉串料といって、包んで供えるものです。お賽銭は裸銭ですから、むしろ投げ捨てている。身に付いたけがれを貨幣に託して、はらい清める行為なんです。どうしても高いお金を出したいのなら、玉串料としてお供えして、賽銭は100円か500円玉で自分の小さな罪けがれをはらうという方がいいですね」。

この他にも、賽銭箱の上に吊るされた鈴は、神様に届きやすい音を出すために鳴らすなど、参拝にまつわる事物には、1つ1つ意味が込められています。 これまで何となくの流れでやっていたことも、その意味を知ることで、また違ってみえてきますね。 初詣は、心清らかに、感謝の気持ちを持って行きましょう。

取材協力:國學院大學 新谷尚紀教授

写真:Thinkstock / Getty Images

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