ゴキブリと遭遇したときの対策した方が良いこと、悪いこと

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    スリッパで叩くのは、衛生面から見てもNG

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    火のない所なら、比較的高濃度のアルコールスプレーで駆除するのが効果的

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    逃してしまった場合は、逃げ先を見届けてトラップ設置

深夜にガサガサとうごめくゴキブリ。なるべくなら遭わずに過ごしたいものですよね。
今回は、もしゴキブリと遭ってしまったらどうすべきかを、住まいの専門ライターでゴキブリ駆除に熟知している、藤原千秋さんに聞きました。

できるだけゴキブリに遭わないための環境づくり

「家の中でゴキブリに遭ってしまったら、『殺す』、もしくは『追い出してどこか他所へ行ってもらう』しかありません。家の中でゴキブリを見つけたら、新たに繁殖して増えてしまわないためにも、まずその侵入経路や住みかを徹底捜索! ゴキブリの好きな環境をなくして、ゴキブリの嫌う家にする。ゴキブリを呼び込まないための対策が必要です」
と藤原さん。

遭遇現場No.1キッチン。揚げ油やビールの空き缶に注意

真冬でも冷蔵庫やレンジといった家電の排熱で暖かく、ゴキブリにとって年中居心地のいいキッチン。
「生ごみ処理は意識している人も多いようですが、盲点なのは空のビール缶やジュースのペットボトル。ゴキブリは、アルコールや発酵臭が大好物なので寄ってきます。ゴミの日まで、ゴミ袋を密閉しておきましょう」。

また、油汚れもゴキブリの大好物なんだとか。
「換気扇の中や調理台の油ハネ、電子レンジの裏の汚れやホコリの溜まった場所も、こまめに掃除しておきましょう。調理家電の基盤近くなども注意が必要です」。

キッチンのイラスト 要注意箇所

食べかけのパンやスナック菓子を密封せず放置したり、オイルポットにフタをせず放置したり、食器を洗わずに溜めたりするのはNGです。

意外にベッドも危険箇所!?

人やペットの抜け毛やフケ、ホコリに含まれるカビやダニなども好んで食すゴキブリ。

「ダニがいる場所にはゴキブリもセットでいると疑ってもいい」と藤原さん。
「布団を干して、掃除機を掛けて…と、こまめに布団をケアして清潔にするように心がけると、カビやダニ対策だけでなく、結果的にゴキブリを寄せつけないことにつながります。万年床は要注意! 寝るときに布団に足を入れて、ヒャッとするかも」。

さらに、ゴミはまめに捨て、シーツや枕カバー、脱いだ服などの汚れものは放置しないなど、清潔な環境を保つことも大事。

狭い場所で出会うと焦る!トイレ、風呂、洗面所

水が豊富なトイレ・風呂・洗面所は、ゴキブリの恰好のすみか。これらの昼間でも暗い場所は、夜行性のゴキブリには好環境です。

<ゴキブリの寄り付かない家にするポイント>

  • トイレマット、タオルなどは湿ったまま放置しない。
  • ランドリーボックスの中に汚れものを溜めない。
  • ゴミ箱の中身やトイレのエチケットボックスのゴミはマメに捨てる。
  • 化粧品のクリームもしっかりフタをする。
  • 日頃から、できる限り照明をつけて暗くしない。
  • 「毒餌(食毒剤)式殺虫剤」を仕掛けておく。

狭い場所なので、ゴキブリが気に入って住み続けてしまわないよう、日頃の対策が必須です。

出会ってしまったとき、どうする?

出会ってしまったとき、どうする?

「家に入れない」「繁殖させない」「殺す」が基本のゴキブリ駆除法です。

丸めた新聞紙やスリッパの裏で叩くのは、よほど敏捷性の高い人しか対応できません。
また、つぶれたゴキブリの内臓が飛び散るので、雑菌も多く衛生的にもおすすめできません。

そこで、藤原さんの実践している方法がこちら。

「ゴキブリに遭遇したら、〈比較的高濃度のアルコール(消毒用エタノール)スプレー〉を噴射します。アルコールスプレーは、ゴキブリの敏捷な動きを封じるのに効果的! また、他の食品や食器を害せず安心です。すぐに揮発するので、人に害がないのも◎。ただし、キッチンで火を使っているときには火事になるので使用不可。 その後、ティッシュなどで捕獲。ビニール袋などに密封して廃棄すれば、中のゴキブリも見えません」。

寝室や小さなお子さんのいる家庭では、有機リン系やピレスロイド系のエアゾール式殺虫剤は使わずにおきたいもの。そんなときも、お手製のアルコールスプレーでかなり多くのケースをのりきれるそうです。

では、家にひとりでいるとき、スプレーもない状態でゴキブリに対峙してしまった場合、どうしたら良いのでしょうか?

「何もできないと思いますが、逃げ先だけは見届けましょう。“そっち”の方向に、1匹ならず何匹か…いてもおかしくないですから、あとでその周辺の暗くて狭いところに食毒剤やトラップを仕掛けると良いというヒントになります」。

昨今の住宅・家電事情から、寒い冬でも弱まらず、温かな家の中でむしろ遭遇しやすくなったゴキブリ。家の中で湿気や暖かさのある場所には、普段から気を配り、日頃から寄せ付けないための清潔な環境作りを心がけ、なんとかやりすごしたいですね。

取材協力:藤原千秋さん

イラスト:えのきのこ

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