布団が一番? ダニの発生しやすい場所を探る

布団が一番? ダニの発生しやすい場所を探る

刺されると不快な思いをするダニ。それだけでなく、フンや死骸がアレルギー疾患を悪化させたり発症リスクを高めたりするのだとか。ダニを駆除するためには、ダニが発生する条件と発生しやすい場所を知っておかなくては!ということで、東京都福祉保健局健康安全部の阿部圭美さんに聞きました。

ダニは高温多湿で大繁殖!

室内に発生するダニには、皮膚を刺すツメダニやアレルギー疾患の原因になるヒョウヒダニなどがいます。

これらのダニは温度20~30℃、湿度60~80%で、エサ(ツメダニは他のダニや小昆虫、ヒョウヒダニは髪の毛、フケ、食べこぼし、ホコリなど)があり、もぐりこんで卵を産める場所があれば繁殖するのだとか。

「とくに温度25~28℃、湿度70~80%の高温多湿な室内環境はダニを大量に発生させます」と阿部さん。

梅雨時~夏場はまさにこの条件にぴったり当てはまってしまうんです!ちなみにツメダニは夏に増えたヒョウヒダニをエサとしているので、梅雨から夏、秋口まで増え続けるとのこと。

最近の住宅は気密性が高いので、室内の湿度が高くなりやすく、ダニが住みやすい環境を作ってしまいがち。水分をたくさん含んだ雑巾での拭き掃除、加湿器の過剰使用などは、さらに室内の湿度を上げることになり、ダニの大繁殖につながるのでNG。

かといって、掃除をさぼり、床などにフケやホコリなどが放置されていると、ダニの数はどんどん増えていきます。

温度・湿度が高くエサも豊富な布団はダニが大好きな場所

高温多湿かつダニが安心して産卵できる場所の代表格が布団です」と阿部さん。布団の中はほかの場所より温度が高めだし、人が寝ている間に出す汗を吸って湿度も上昇します。さらに、枕には頭皮の皮脂などダニのエサも豊富。

布団は、ダニにとってまさにパラダイスなのです。

カーペットや畳もダニが好きな場所

「布団のほかにも、カーペット、畳、押し入れの中、ぬいぐるみ、布製ソファーなど要注意な場所はいろいろあります」。

これらは、ダニが隠れて卵を産むのにうってつけの場所なんだとか。

畳の上にカーペットを敷くのは最悪。畳だけ、カーペットだけよりも温度・湿度が高く、換気も悪くなるので、一層ダニが繁殖しやすくなりますよ」。

カーペットの中でもウールカーペットや混紡のカーペットは吸水性に優れているので、湿気がこもりやすく、ダニが住みやすい場所です。

気温の上昇とともに湿度も上がってくる日本の夏は、ダニが繁殖する条件がそろっています。家の中でもとくに高温多湿になりやすい場所は要注意。さっそく、ダニ発生ポイントを確認してダニ対策を!

取材協力:東京都福祉保健局健康安全部

イラスト:今井久恵

※この記事の内容について、花王株式会社は監修を行っておりません。
※この記事に含まれる情報の利用は、お客様の責任において行ってください。詳しくは、当社の「ウェブサイト利用規定」および「『マイカジ』コンテンツの利用規約」をご覧下さい。

  • シェア
  • ツイート
  • 送る

「マイカジ編集部」のおすすめ記事