シラミ=不潔は誤解!流行の原因とは?

昨年の冬に娘の幼稚園でアタマジラミが大流行して、収束するまでに数カ月もかかりました。「ふたばクリニック」院長 広瀬久人先生によると、一年中温かい現代の住環境では、アタマジラミの流行は季節を問わず起こるそうです。

シラミ=不潔という誤解から感染を隠す傾向がありますが、どんなに清潔にしていても頭皮の接触で伝染するため、子どもの集団生活では広がりやすい。アタマジラミが発生したら皆で一斉に対策をとることが大切」と話します。まずはアタマジラミの正しい知識を身につけましょう。

アタマジラミの卵は約1mm。「耳の後ろ側」や「襟足」をチェック

アタマジラミは人の髪の毛の頭皮に近い部分に寄生し、卵は約1mm、幼虫と成虫は約2〜4mmの大きさです。幼虫と成虫は動き回るため、卵の状態で発見されることがほとんどです。

幼虫と成虫は頭皮から吸血し、かゆみをともないます。 卵を見つけやすいのは、耳の後ろ側や襟足。

見た目はフケと似ていますが、アタマジラミの卵はがっちりと髪の毛にくっついて、手で払っても取れないので、すぐに区別できます。

保育園の昼寝や宿泊行事など「頭から頭へ」うつる

頭や身の回りのものから、他の人の頭にアタマジラミが移動することで寄生が起こります。通常の対人距離を保っていれば感染することはありませんが、子どもはそうはいきません。集団生活での昼寝や宿泊行事、家族間で就寝中に広がることがほとんどです。

頭と頭の接触はもちろん、寄生された人が身につけた帽子や衣類を重ねたり、ブラシや寝具の共用も感染の可能性があります。

プールや水遊びで、水に浮いたシラミが他の人に感染することはありません。

ただし、タオルの共用は感染源となるので避けてください。

「感染かな?」と思ったら園や学校に報告を。情報共有が感染を防ぐ

「アタマジラミ=不潔」ではないとわかっても、わが子の頭に見つけてしまったときの心理的なショックは相当なもの。医療機関を受診することによって、気持ちを整理できるはずです。

その場合は、小児科や皮膚科を受診しましょう。 また、寄生されていることを隠していると、知らないうちに他の人にうつしてしまうこともあります。

また周りに知らせずにひそかに駆除しても、感染源が園や学校なら再感染の可能性もあります。アタマジラミに感染したら、必ず保育園や幼稚園、小学校に報告しましょう。みんなで正しい知識を共有し、一斉に対策を行うことが大切です。

 アタマジラミは低年齢層に多く見られるのが特徴で、かかった人の8割が8歳以下だそうです(東京都調べ)。決して人ごととは考えず、正しい知識を持つことが大切と感じました。 シャンプーを子ども任せにせず、ときどき親がしっかりチェックすることも大事ですね。 

取材協力:ふたばクリニック院長 広瀬久人先生

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