[健康やせのプロに聞く!] 家事をしながら二の腕を引き締める方法
ここ数年、服選びは体型カバーがコンセプトになっている私。
おなかや腰まわりはもちろんですが、二の腕についた脂肪がくせもので、おしゃれな服を試着しても残念なシルエットにがっかりです……。
そんな悩める主婦は私だけではないはず!と、健康的にやせる教室を主宰する中根澄恵先生に、日頃の家事をしながらできる、二の腕の引き締め運動を教えていただいたのでご紹介します。
教えてくれたプロ
「上腕三頭筋」を鍛えて二の腕を引き締める
二の腕というのはひじから上の部分で、主な筋肉は俗にいう力こぶができる側の「上腕二頭筋」と、その裏側の「上腕三頭筋」で構成されています。上腕二頭筋は、手近な物を取ったり、バッグを持ったりするときに使う筋肉で、意識しなくてもひんぱんに動かしています。
一方、上腕三頭筋は、高いところに手を伸ばして曲げたりするとか、腕を後ろに持っていかないと、ふだんの生活ではなかなか使う機会がありません。そのため年齢とともに二の腕の裏側のほうが、いわゆる“ふりそで”と呼ばれるプヨプヨ状態になってしまうのです。
二の腕を引き締めるためには、上腕三頭筋を鍛える必要があります。
ポイントは肩よりも上に腕を上げること!
ひと昔前は、掃除でもハタキをかけたり、洗濯でも物干し台が高かったので、家事を通して自然に高いところに手を伸ばすことが多かったのですが、最近ではそれも少なくなっているため、ますます上腕三頭筋を動かさなくなっています。
ふだんの家事の中に、意識的に肩よりも上に腕を上げる動きを取り入れてみましょう。
【収納】いつも使うものをあえて高い場所に置く
料理のたびに使う調味料や、ほぼ毎日使う洗濯の洗剤などを、あえて高い棚に置いておき、こまめに高い所に手を伸ばす習慣をつけます。
【洗濯】生地をパンッと伸ばす動作を高い位置で
洗濯物を干すとき、タオルや枕カバーなどを広げる動作を、肩よりも上に腕を上げて行います。
物干しざおが高い位置にある場合は、干す前に大きな動作でさおをふくのもおススメです。
【掃除】ワイパーなどを使って高い所もきれいに
柄のついたワイパーなどで天井や照明をふきます。腕を伸ばすときにやや腕をうしろに引くと、さらに効果があります。
先生から一言
筋肉の衰えを防ぐには、毎日こまめに動かすことが大切です。それには家事がぴったり!忙しい主婦ならなおさら家事の中に運動を取り入れてしまいましょう。その際、何気なく行うよりも、筋肉の動きを意識して行うと、より効果が上がりますよ!
取材協力:ボディケアスクール・スワン
2013.10.7