窓を3時間開けると全滅!?冬のゴキブリ対策

ゴキブリは暑い時期だけ活動するものというイメージがあります。ところが、冬なのに茶色い虫を見かけました。これって、もしかしてゴキブリ!?どうやらその通りで、ゴキブリは室内にいれば冬でも活動できるそうです。そこで、専門駆除業者アルバトロスの佐藤久さんに、冬場のゴキブリ対策について話を聞いてみました。

冬場のゴキブリは、こんなところにいる

主に家庭で見かけるゴキブリは、チャバネゴキブリクロゴキブリの2種類と言われています。

チャバネゴキブリは茶色くて小さく、クロゴキブリは黒くて大きいのが特徴です。 それぞれ好む場所は違い、次のようなところにコロニー(巣)をつくっています。

チャバネゴキブリ:一般の住宅は、冷蔵庫のモーターパッキン部分電話機インターホンの中電化製品ドアや棚の蝶番棚の中コンセントボックス内部など。
飲食店の場合は、厨房機器のモーター部分天板部分配電盤カウンターの中の空間古い紙の裏側など。

クロゴキブリ:冷蔵庫のモーター部分天井裏段ボールの隙間など。

電話機や蝶番にも繁殖するなんて、おそろしくて家の中をチェックできません…。

「冬場に窓を開けると夏に出なくなる」という噂は本当?

ところで、最近「冬に窓を開けておくと、ゴキブリは寒さで死滅する」という説がネットで話題になっています。これは効果があるのでしょうか?

「1カ月ぐらいの間、気温5℃以下に保てば卵鞘(卵)は孵化しませんが、そもそもゴキブリが潜む冷蔵庫の裏側や配電盤などは常に暖かい状態です。

今の家屋は断熱材が充実しているので天井裏も暖かく、下水からの侵入もあります3時間窓を開けたくらいでは変化はないと思います」とのことでした。

冬場に窓を開けて、夏場に出なくなった方は、たまたまだったのかもしれません…。

冬場もゴキブリ対策をしておこう

それでは、冬場はどのような対策をすればいいのでしょう。

「チャバネゴキブリに関しては夏冬にかかわらず、繁殖が激しい場合は自分で駆除するのは非常に難しいので、プロの業者に頼むのがおすすめです。クロゴキブリに関しては見かけた場合は殺虫剤で駆除しましょう」

チャバネゴキブリは「1匹見たら100匹いる」ぐらいに繁殖力が強いので、あっという間に数千匹・数万匹になっていることもあるのだとか。確かに、自分で何とかできるものではなさそうです。

とはいえ、基本的に、冬場のゴキブリは暖かい場所にジッとしているのでほとんど出てこないそうです。見えない場所にいるゴキブリは、次の方法で駆除しましょう。

・冷蔵庫や電子レンジ、家具の後ろなどに置き型の殺虫剤を置く。ただし、過熱する場所に直接置くのは避けること。大きな冷蔵庫は下にローラーがついていて移動しやすいものが多いので、年に1度くらい動かして、裏側を清掃してゴキブリのエサになるゴミやホコリを取りましょう

・段ボールは処分する。段ボールは暖くて水分も含むため、ゴキブリのエサになりやすく、すでにゴキブリが卵を産みつけていることもあるのだとか。年末はお歳暮が届いて段ボールがたまることも多いので、すぐに捨てましょう。

なお、置き型の殺虫剤は、外にいるゴキブリをおびき寄せるほどの誘因性はありません。家具や家電の後ろなどに潜んでいるゴキブリを誘い出す程度なので、安心して使いましょう。

ゴキブリは叩いて退治しても平気?

小さなお子様がいる家庭など、殺虫剤を使うのをなるべく避けたい場合はどうすればいいのでしょうか。

「ゴキブリは、夏は動きが素早いですが、冬場は動きが鈍いので、叩いて始末することもできます。叩くと菌が飛び散るという説もありますが、そんなことはないと思います」

ただ、床などでつぶすとフェロモンが染みついてしまったり、サルモネラ菌などの菌を媒介することがあるかもしれません。つぶした場所はアルコールなどで拭いたほうが安全です。

また、凍らせるタイプの殺虫剤には殺虫成分は入っていないので、お子様やペットがいる家庭でも安心して使えるそうです。

ただし、解凍したときに生き返る可能性があるので、凍らせたゴキブリはすぐに処分しましょう。

ひっくり返ったゴキブリは、仮死状態で死んでいないことも多いので、ビニール袋に入れて口をぎゅっと結んで捨てるなどして、すぐに処理すること。掃除機で吸い込んでも、すぐに紙パックを取り出して、ビニール袋に密閉して捨てるようにしましょう。

取材協力:アルバトロス

※この記事の内容について、花王株式会社は監修を行っておりません。
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