【コラム】家族の家事分担は、それぞれの得意分野で

夫婦での家事の分担。どのようにすればお互いが心地よく過ごせるかとても悩ましい問題ではないでしょうか。わが家の場合は、男性だからこれをやって当然、女性だからこれをやるのが当たり前という考えをなくして、お互い得意な家事や苦手な家事を本気で話し合ってから、かなり楽になりました。

女性がやって当然と思われている家事の代表格が料理。私の場合、この料理が家事の中でかなり苦手な部類に入ります。結婚前に料理教室に行って基礎を学んだものの、結局は苦手なままで、メニューを考えようとすると憂鬱になって、頭が痛くなります。

結婚生活を始めてみると、辛いと思いながらも母として当たり前のことだからと子どもたちのお弁当を作り、疲れているときに凝った料理を考えて頑張って料理を作ってへとへとになっていました。

しかし、日々の生活を重ねていく中で、夫にドン引きされたり、叱られるのを覚悟で、「料理を作ることがとても苦手でメニューを考えるのも苦痛」ということを、正直に話したところ、夫は「僕は昔から家事の中では料理が大好きで、レストランに行くと出てきた食事がどうやって作られているか考えて再現するのも楽しい。だから、自分が作る。もし、僕が仕事で疲れていて辛いときにはお惣菜を買ってくるか外食しよう」と言ってくれたのでした。

長期休みの学童保育での子どものお弁当についても、今では夫がメニューを考え、毎日作ってくれます。息子たちもいつしかそれが当たり前になり、お弁当で食べたいメニューがあると私ではなく夫に言うようになりました。時には、中学生になった長男が夫と一緒に卵焼を作っていることもあります。

今は夫が料理をしている間、私は洗濯物を干したり、子どもの学校の支度の手伝いやトイレ掃除をしたりと、自分が好きな家事をやっています。
また、夫はパソコン関係が苦手で、ネットでの買い物や申し込みは一切できません。家電などの設定は私のほうが得意なことが多いです。そのため、パソコン関係は私がやることがほとんどです。

このように、家事は実際話し合ってみないとお互いがわからないものです。口出しするべきではないと思って良かれと相手に任せていたということもあります。自分とパートナーはどれが好きでどれが得意か、何が嫌いで何が苦手かを知るのが大切です。

もちろん、本音の話し合いをした場合、今まで培ってきた、相手や自分の「男とは女とはこうあるべきだ」のイメージで、受け入れられないこともあるでしょう。私たちも今に至るまで「実家では……」と何度口にしたかわかりません。しかし、効率的で楽しい家事を進めるため、何度も根気よく話し合いを繰り返すことで、道が開けてくるのではないでしょうか。

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○馬場じむこ プロフィール○

短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は自宅近くの企業で経理事務として勤務の傍らコラムを執筆。夫、中1男子、小1男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』(日本実業出版社)

 

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イラスト:ひのあけみ

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