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保管スペースが不要に!本をデータ化する“自炊”のやり方

本を裁断し、1ページずつスキャンして電子データ化する“自炊”。大量の本を持ち運べて、自宅スペースも広がります。

狭いわが家を圧迫しているたくさんの本。整理をしたいけれど、捨てたくない、手放したくない本もたくさんあるし…と悩んでしまいます。そこで気になったのが、紙の本を電子書籍化する“本の自炊”。紙の本をデジタル化することで、自宅のスペースは広くなりそうですが、実際のところ、どのくらい便利なのでしょうか? 今回は、『【自炊】のすすめ』の著者である山口真弘さんに、自炊について教えてもらいました。

そもそも“自炊”ってなに? 本の自炊のメリットとデメリットとは?

「紙の本をスキャンしてデジタルデータ化し、電子書籍に作り替えることを“自炊”といいます。自炊した本は市販の電子書籍同様、パソコンやスマートフォン、タブレット、電子ブックリーダーで読めます」(山口さん)

本が電子データになることでそれまでの保管スペースが不要になり、自宅が広く使えますし、重さのないデジタルデータで持ち運べるようになることは確かに便利ですね。しかし、紙の本をスキャンするのは、大変な作業ではないでしょうか?

山口さんに聞いた、自炊のメリット&デメリット

●メリット

  • 本の置き場所を減らせる
  • たくさんの本を持ち運べる
  • 本を劣化させずに保存できる
  • 全文検索ができて便利

●デメリット

  • 初期投資が必要(電子化するための機材が必要)
  • 作業に手間や時間がかかる
  • 本を裁断しなければいけない
  • 複数の本を同時に広げて読むことができない

メリット、デメリットはそれぞれあるようです。自炊をしたい方に向けて、気になるポイントをもう少し聞いてみました。

電子化するための機材は何が必要?

「ページを1枚ずつバラバラにする裁断機と、本の内容をデータ化するドキュメントスキャナーを使うのが一般的です。裁断機は4万円、ドキュメントスキャナーは3万円程度で購入できます」(山口さん)

自炊用の機材を一式揃えるのに、初期投資に7万ほどかかってしまうとなると、ちょっとハードルが高いですね。しかし、機材を貸し出してくれる業者もあるので、初期投資を抑えたい、という人や一度試してみたいという人はレンタルを活用するのもおすすめなのだとか。

自炊の手間や時間はどのくらい?

山口さんによると、1冊丸ごと自炊するのにかかる時間の目安は20~30分程度。1週間機材をレンタルして、1日4時間“自炊タイム”を作れば、50冊くらいは電子書籍化することが可能なんだそうです。

どんな手順でやればいい?

まずは本をスキャナーで読み込みができるよう1ページずつバラバラに裁断することが必要です。このため、自炊を行ったあとの本は、本としては使えなくなってしまいますので、ご注意ください。

<自炊のやり方>

  1. 裁断機に本をセットし、本の背を裁断します。
    裁断機は力を入れやすい平らな場所に置いて、最後のページまできちんと刃をおろすことが上手く電子化するポイントです。

    裁断機に本をセットし、本の背を裁断します。

  2. 背を切断してバラバラに。スキャンし終わったらページ順に並んでいるか確認しましょう。

    背を切断してバラバラに。スキャンし終わったらページ順に並んでいるか確認しましょう。

  3. 1ページずつスキャナーにかけていきます。ページを自動送りの設定にしておけば、スキャンが終わるまで、他の家事をやっていても大丈夫です。

    1ページずつスキャナーにかけていきます。ページを自動送りの設定にしておけば、スキャンが終わるまで、他の家事をやっていても大丈夫です。

こうしてデジタルデータにしたあとは、パソコンやタブレットの画面上で管理できます。自炊した本の表紙を本棚のように並べて管理できるアプリもありますので、自分に合った管理方法を探してみましょう。

本の自炊を行ううえで、最も重要なことは、「バックアップを取っておくこと」だそうです。確かに、せっかくスキャンをした本のデータが消えてしまったら、元も子もありませんよね。
「Googleドライブ」や「Dropbox」などに保存してバックアップ代わりにするのもおすすめです。

取材協力、写真提供:山口真弘さん

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