【プロに聞く】雨の日でも濡れない歩き方のコツってなに?

泥はねをしないように歩くには重心と足首を意識することがコツ。歩き方のプロにポイントを聞いてみました。

雨の日の悩みといえば、靴が濡れてしまったり足首周りやふくらはぎが泥はねで汚れてしまったりすること。つい濡れないように歩幅を狭くしたり、そろりそろりと歩いてみたりと気を使いがちですが、実は「泥はね=正しく歩けていない証拠」なんだとか。正しい歩き方を意識すれば、泥はねが防げるだけでなく、見た目もキレイに見えるんです!ウォーキング指導歴28年の長坂靖子さんに教えていただきました。

ポイントは体の正しい重心の位置を意識して歩くこと

「重心を正しい位置に取り、歩くときに足首をやわらかく使えていれば、泥はねは解消できます。」と長坂さん。

「まずは立ったときの体の重心をチェックしてみましょう。正面から見たときに、鼻、顎、膝の内側、内くるぶしを結ぶラインが一直線になっていれば重心が正しい位置と言えます。横から見たときは耳と肩、くるぶしを一直線に保つと重心を体の中心に置きやすいです。重心が左右どちらかに偏っていると、歩き方にも歪みが生じて、泥はねしやすくなります。重心はとにかく体の“真ん中”に位置するように意識することが大切です。」

体の正しい重心の位置を意識して歩く

傘の柄も肩にかけて歩いてしまいがちですが、左右に重心が偏ってしまうので避けましょう。傘の柄が地面と垂直になるよう、軽くワキを締めて体の中心でさすと、重心が左右に偏りにくいので歩き方に影響せずまっすぐ歩くことができるそうです。

傘の柄が地面と垂直になるよう体の中心でさす

足首をやわらかく使い、着地の衝撃を最小限に歩くこと

次のポイントは「足首」。ウォーキングの基本は足裏全体で歩くこと。かかとから着地しつま先へと体重移動させますが、これは泥はね防止の歩き方にも通じるそうです。

「足首がかたいと、足裏にかかる衝撃が大きく、着地のたびにバシャバシャと跳ね上げが起きてしまうのです。ポイントとして歩くときに足の指で地面を押すことを意識すると、足裏にしなりが生まれて余計な泥ハネが起きません。」

歩くときに足の指で地面を押すことを意識

「重心を意識しながら足首を使って歩くと、スムーズに体重移動もできて泥はねが起きにくくなります。」

重心を意識しながら足首を使って歩く

靴のタイプ別、泥はねしない歩き方のポイントとは?

「重心」と「足首」が雨に濡れない泥はねを防ぐポイントになりますが、靴のタイプ別に気をつけたいポイントがあるそうです。

かかとの高い靴の場合(サンダル、パンプス、ヒールなど)

「ヒールが高い靴の場合は、かかとから着地するのではなく、土踏まずのあたりを意識して着地すると歩き方が安定するのでおすすめです。」

ヒールの高い靴は土踏まずのあたりで着地する

「ヒールは接地面積が狭いため、かかとから着地をすると重心が偏り泥はねの原因になります。また、膝も曲がりやすく、前足から後ろ足への体重移動もスムーズにできないため、同じく泥はねが起きやすくなります。」

ヒールの高い靴で泥はねが起こりやすい歩き方

スニーカーの場合

「ヒールがないのでラクに歩ける反面、本来の自分の歩き方のクセが出やすいので注意しましょう。つま先の方向を真っ直ぐ正面に向けると、泥や雨水が前方や後方に真っ直ぐ跳ぶだけなので、足やふくらはぎが汚れにくくなるんです。」

スニーカーはつま先の方向を真っ直ぐ正面に

「がに股や内股で歩くと、左右の足の運びの軌道が重なるので、反対側の足に泥はねが起こりやすくなります。」

スニーカーで泥はねが起こりやすい歩き方

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いかがでしたか?これまでは、泥はねが気になってつま先からそっと歩いていた私。つま先を正面に向けることを意識し、足首をしっかり使って歩くようにしたら、ほとんど汚れませんでした。雨の日でも泥はねを気にせず、颯爽と歩きたいものですね。

プロフィール

取材協力:長坂靖子さん

○プロフィール○
長坂靖子(ながさか・やすこ)/ミス日本選出経験を持ち、ウォーキングトレーナー歴は28年。身体をトータル的にとらえた独自のウォーキング・ストレッチメソッドを活用し、脂肪燃焼、骨格の歪みを改善するプログラムを提供。代表理事を務める日本ウォーキングセラピスト協会では関東を中心に60ケ所以上の教室を展開している。

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