家事はちゃんとやらないといけないなんてウソ!?自分の“家事のゴール”を設定してみよう
はじめまして、知的家事プロデューサーの本間朝子です。
今や、女性の社会進出なんて当たり前の時代。どの職場でも、仕事ができる女性は輝いていますよね。しかし、そうした真面目な人たちが陥りやすい落とし穴が、家事の“ゴール設定”のミス。そこを間違えると、真面目だからこそ、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と自分を追い詰める結果になりかねません。
まずは、なんのために家事をやるのか、ゴールを設定するところからスタートしましょう。
理想の家事と比較しない
テレビや雑誌では、片づいた部屋で、たくさんのおかずを食卓に並べた、素敵な家庭がよく紹介されています。自分の家事が行き届かない時は、そんな家庭の家事と自分の家事を比較して、自分をダメだと思ってしまうこともあるのではないでしょうか?
でも、家事にとれる時間や体力が少ないにもかかわらず、理想の家事をめざして無理をしていたらどうなるでしょう。次第にあなたの顔から笑顔が無くなって、家族にも優しくできなくなるのではないでしょうか。
家事のゴールは、家族の笑顔!
家事は本来、家族が健康に笑顔で過ごせるためにするもののはず。 それなのに、理想の家事を目指すあまり、家族が不幸になってしまっては本末転倒です。
もしかしたら家族は、キレイな家であなたがイライラしているより、少しくらい汚れていても、あなたが笑顔でいる方がうれしいかもしれません。
まずは家事のゴールを「家事ができていること」ではなく、「自分と家族が笑顔でいられること」に設定し直してみましょう。
自分なりの家事にOKを出す
例えば毎日忙しいなら、掃除はホコリが気になってきたらフローリングワイパーでサッと拭く程度でいい。料理は品数が少なくてもいいから、栄養のバランスには気をつけて、忙しい日は、主菜は作るけれど副菜は買ってきたでよしとする、など。
かけられる労力と家族の満足度が合った“ゴール設定”ができていれば、理想の家事と比較して、自分をダメだと感じることも無くなるはずです。
家事って、他の家がどうしているのかはなかなか見えませんよね。 だからこそ、目に入りやすい理想の家事に振りまわされず、それぞれの家庭に合った無理のない家事を設定することが大切なんです。
写真:Thinkstock / Getty Images
2013.6.27