[消費税増税間近、FPに聞く] 消費増税前に知っておきたい。買い物の裏ワザ
ついに来月4月から、消費税が8%にアップ。給与アップも望めないし、手取りが減ってしまう…。ならば、増税前の今のうちにやっておきたいお得な情報や賢いお金の使い方を、ファイナンシャルプランナーの武田明日香さんに聞きました。
2014年夏のボーナス一括払いで購入
家電製品、時計、パソコン、カメラ、バック、洋服類、レジャー施設の年間パスポートなど、高い商品を購入する予定はありませんか?
高額商品を消費税が5%のうちに、クレジットカードの夏のボーナス払いにすれば、4月以降の口座引き落としでも、税率は5%のままで購入できます。
心に決めているブランドもの
もともと値下がり、値崩れするようなものでない海外の高級ブランド品は、為替が円安傾向なので今後もしばらくは安くなることはなさそう。買い換えるタイミングや、これぞ!と心に決めたものならば、お財布と相談して、買うのは増税前の今かもしれません。
定期券を6ヶ月分買っておく、電車賃はICカード払いで
消費税が5%時に定期券を最長6ヶ月分購入しておけば、税率は5%のままで4月以降の乗車ができるのでおすすめです。また、鉄道やバスに乗る際は、ICカードでの引き落としでは、消費税分1円単位での引き上げに対し、券売機での切符では10円単位で引き上げされるので、ぜひICカードを活用したいものです。
5%のうちに、年払いしておく
子どもの通信教育や資格試験、フィットネスの会員、国民年金などは、3月中に年払いできるものは支払ってしまうとお得。
ほかにも、料金が年払いできるものがあれば、支払ってしまうのがベター。ただし、いつのタイミングで増税分が料金に反映されるか、各社対応が様々なので、きちんと契約を確認することを忘れずに。
家電は急がなくてもOK
新モデルの登場による型落ちや決算前など、値崩れや値下がり幅も多いPCやTVなどの家電は、時間がたてば価格も下がり、増税分も巻き取れるので、急いで今買うべきではありません。
とはいえ、デザイン家電や海外メーカーの家電は、あまり値下げしないので、増税前のほうがお得な場合もあります。必要か不必要か、メリットかデメリットかをよく自分で分析して、賢く増税を乗り切りましょう!
取材協力:株式会社エフピーウーマン
写真:Thinkstock / Getty Images
2014.3.12