2020.03.06 Fri

マンション住まいのオススメ防災グッズ 本当に必要なものは何?

地震や台風などの大きな災害に備えて、防災が大切なのはわかるけれど、つい後回しになりがちです。そこで、マンション住まいの家族が備えるべきオススメの防災グッズを、防災が身近になるアイデアを提案するNPO法人ママプラグ、アクティブ防災事業代表の冨川万美さんに教えてもらいました。

オススメ防災グッズ
非常用持ち出しバッグ

「在宅避難が前提のマンション住まいは、ライフラインや物流の復旧までのめどを考慮すると、家庭に7日分は備蓄してほしい」という冨川さん。そして、7日分の備蓄とは別に用意したいのが、非常用持ち出しバッグです。写真はパパ、ママ、2歳の子どもの3人家族をモデルに選んでもらった非常用持ち出しバッグの中身です。

<非常用持ち出しバッグの中身> ※1〜2日分

  • 食糧
  • 明かり
  • 防寒アイテム(夏は熱中症対策アイテム)
  • 常備薬
  • 着替え
  • 紙オムツ
  • 衛生用品(除菌ジェルや除菌ウエットシート・おしりふき・ハブラシなど)
  • 携帯用バッテリー
  • マスク

「一時的な持ち出しリュックは最低限のものを入れて軽量化しましょう。子どもを抱っこすることも考えると、1〜2日程度過ごせる分量が現実的です」

非常用持ち出しバッグはリュック型が便利!

「非常用持ち出しバッグは、両手が空いた方がいいのでリュックがオススメです」と、冨川さん。パパとママでそれぞれ1つずつ、防災グッズは分けて入れておくのが良いそうです。「いざという時にどこに置いてあるかわからないということにならないように、いつも目につく場所に置き、サッと取り出せるようにしておきましょう」

オススメ防災グッズ
小さな子どもがいる場合

防災グッズとは別に、小さなお子さんがいるご家庭で用意しておきたいアイテムがこちら。

<小さな子どもがいる場合に用意しておきたいもの>

  • 食べ慣れたおやつや離乳食、ミルクなどの食糧
    「小さなお子さんは我慢がききません。非常時だけのために用意したものは口にしてくれない場合も。常に食べているものを備蓄しておくと安心です」
  • 明かり
    「暗闇がトラウマになるお子さんが多いです。真っ暗になることを想定して、明かりはなるべく多めに確保してください」
  • 着替え
    「お風呂に入れません。できるだけ清潔を保ちたいので着替えは必須です」
  • 使い慣れた紙オムツ
    「お子さんが慣れているものが一番ストレスがないので、今使っているものを家庭でストックしてください」
  • おもちゃや絵本
    「お子さんが普段から好きなものは、心のケアに繋がります」
  • 母子手帳・お薬手帳
    「災害時はかかりつけの医師者に診てもらえるとは限りません。お子様の状態を知ってもらうためにも必須です」

オススメ防災グッズ
春夏は熱中症対策グッズを

夏場と冬場では体調管理グッズが異なるため、日常用持ち出しバッグの中身は、季節の変わり目で見直すようにします。
「清潔が保ちにくかったり、熱中症の心配があったりする春夏は、除菌グッズや熱中症の対策グッズが基本です」

<春夏の体調管理グッズ>

  • 除菌グッズ(除菌ウエットシートや除菌ジェルなど)
    「キレイな水で手洗いができるとは限りません」
  • ひんやりグッズと多めの水分
    「水のほかに経口補水液があると安心です」
  • 乾きやすい衣類
    「下着類は速乾性やデオドラントのものがあるといいですね」

オススメ防災グッズ
秋冬は感染症と防寒対策を

電気やお湯が使えない状況下、防寒グッズが役立ちます。
「ポケッタブルタイプのパーカーやナイロンパンツを用意するのもオススメです。感染症が心配な時期でもありますので、除菌グッズはしっかり準備してください」

<秋冬の体調管理グッズ>

  • アルミシート、ブランケット、カイロ
    「いずれも防寒対策の必須アイテムです」
  • 体を温める飲み物や食べ物
    「水を加えるだけで食材を温める加熱袋が役立ちます」
  • 除菌グッズ(除菌ウエットシートや除菌ジェルなど)
    「感染症対策に欠かせません」
  • 保湿材(ワセリンやクリームなど)
    「手肌の乾燥対策にあると便利です」

備蓄は常に多めに
確保することが大事!

備蓄をする上で心がけるべきことはどんなことでしょう。
「非常用に別でストックするのではなく、日常的に使うものを“切らさないでおく”という姿勢が大切です。常に使ってストックを忘れずにするという習慣が防災力に繋がります。切れたら買いに走るのではなく、日常的に多めに確保しておきましょう」

いざというときの備えが大切な命を守ることはもちろん、日々の安心に繋がります。飲料や食糧は、使った分だけ買い足せば、備蓄のハードルが下がりそうです。ご紹介したオススメの防災グッズでぜひ準備してみてくださいね。

これだけはやっておきたい!マンション住まいの防災対策7つのルール

<プロフィール>
NPO法人 MAMA-PLUG
冨川万美さん
子育ての当事者が直面する社会問題について、 クリエイティブな視点から解決に向けた取り組みを行い、家族の未来を設計する事業型NPO法人MAMA-PLUG のアクティブ防災事業代表。重要だとわかっていながら、重い腰をあげることができない防災について、「楽しく学び、賢く備え、自分で考え行動できる防災を!」をモットーに、対象者層のライフスタイルを考慮した、思わず取り組みたくなる防災術や、防災に関する課題解決をテーマとした防災企画を提案している。

写真:

矢部ひとみ

ライター: