2020.08.07 Fri
お気に入りのベビー服 黄ばみ・シミ汚れをキレイに落とす方法

ベビー服の黄ばみやシミ汚れがなかなか落ちなくて困ったことはありませんか。実は、洗剤だけでなく衣料用漂白剤も使って洗濯をするとキレイになるんです。少しの手間で、あきらめていたおさがりのベビー服の汚れもキレイに!早速、4ヵ月の赤ちゃんがいるママ・奥宮さんに試してもらいました。
ベビー服の汚れ
お悩みあるある
干す時には気にならなかったのに、乾いてたたもうとしたら、首まわりがうっすら黄色い!キレイに洗濯してしまっておいた上の子のおさがりを着せようとしたら、黄ばみが!そんな経験はありませんか?6歳と3歳、そして4ヵ月の赤ちゃんのママである奥宮さんも、ベビー服の洗濯に悩むひとりです。
「ミルクの吐き戻しがついたスタイやベビー服の首まわりの汚れは、通常の洗濯では落ちないことがあり困っています。その都度洗濯しているのに時間が経つと黄色くなってしまうこともあり、そうなると汚れを落とすのは難しく、半分あきらめていました」
ベビー服の黄ばみの原因は?
ベビー服の黄ばみは、洗濯で落とし切れなかったミルクや汗、皮脂、よだれなどが時間の経過とともに空気中の酸素によって酸化して黄ばんでしまったと考えられます。特に時間がたった手強い黄ばみはこすり洗いしてもなかなかキレイになりません。
ベビー服に出てきた黄ばみ
普段の洗濯で漂白する方法
そんなベビー服の黄ばみには、色素を科学的に分解して、汚れの色そのものをなくしてしまう機能をもつ「衣料用漂白剤」を使うのがオススメです。普段の洗濯に粉末タイプの衣料用漂白剤をプラスして、黄ばみを漂白しましょう。染料を脱色せずに汚れだけを落とすので、色柄物にも使えます。
衣料用漂白剤を使う場合は、洗濯表示をチェックしましょう。家庭洗濯ができる衣類のうち、漂白剤使用不可のマークがなければ、酸素系の衣料用漂白剤が使用できます。
※粉末タイプの衣料用漂白剤は溶液が弱アルカリ性のため、ウールや絹、「中性洗剤使用」指定の衣類には使うことができません。洗濯表示だけでなく、素材やその他の注意表示も確かめましょう。
お下がりのベビー服
古い黄ばみの落とし方
お下がりの服など、久々に出して気が付いた時間が経った黄ばみは、『ワイドハイター クリアヒーロー クレンジングパウダー』などの粉末タイプの衣料用漂白剤を使ってつけおきしましょう。
<つけおき漂白の手順>1.ぬるま湯に規定量の粉末タイプの衣料用漂白剤を溶かす。
2.衣類を約30分つけおきする。
3.洗濯機に入れて普段通り洗濯する。
ベビー服についてしまった
シミ汚れの落とし方
ジュースやミルクなどのシミ汚れがついた場合はどうしたら良いでしょうか。シミの種類別に落とし方を紹介します。
■果汁やお茶のシミ
ぶどう、もも、バナナなど果物やお茶のシミは、付いてすぐなら落とせる可能性が高いですが、時間が経つと落としにくくなります。汚れがついたら、すばやく洗剤を使って洗い流して、色素が残るようなら『ワイドハイター EXパワー』などの酸素系漂白剤でつけおきしてから洗濯機で洗いましょう。
<果汁やお茶のシミを落とす手順>1.液体の洗濯用洗剤を汚れの部分につける。
2.布地を傷めないよう、力を加減しながら手洗い。
(狭い範囲なら爪の先を使って細かくつまみ洗い、広い範囲ならもみ洗い)
3.水ですすぎ、シミがキレイになっていたら、洗濯機に入れて普段通り洗濯する。
<手洗いで色が残ってしまった場合>1.ぬるま湯に規定量の洗剤を溶かし、洗剤液をつくる。
2.酸素系漂白剤を汚れの部分に直接かけ、すぐに洗剤液に浸す。
3.約30分つけおきした後、洗濯機に入れて普段通り洗濯する。
■ミルク・母乳汚れ
ミルクや母乳はたんぱく質汚れです。たんぱく質は時間が経つと固まって水に溶けにくくなり、落としづらくなります。汚れがついたら水で洗い流し、できるだけ早くたんぱく質を分解する効果のある「酵素」入りの粉末洗剤でつけおきしましょう。粉末洗剤に漂白剤を加えてつけおきすると、より効果的なので、『ニュービーズ』などの漂白剤入り洗剤を使うのがおすすめです。
<つけおき洗いの手順>1.約30~40℃のぬるま湯に洗剤を溶かす。
2.衣類を30分~1時間つけおきする。
3.洗濯機に入れて普段通り洗濯する。
熱いお湯ではたんぱく質が変性してしまうので、酵素がよく働く30~40℃のぬるま湯を使いましょう。
気になっていたスタイやベビー服の黄ばみがキレイになり、奥宮さんはうれしそう。
「ほとんどのシミ汚れはすぐに洗剤で洗えば落ちるんですね。頑固な黄ばみも漂白剤のつけおきなどで落とせることがわかったので、シミ汚れのあるお下がりの服もキレイにして大切に着せたいと思います」
汚れがちなのに白や淡い服の多いベビー服ですが、黄ばみやシミ汚れの落とし方のコツをつかめば、今後は気にせずに着せてあげられそうですね。
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写真:
矢部ひとみ
ライター: