2020.08.28 Fri

プロが正しい知識をレクチャー!台風・大雨にどう備える?

ハザードマップ

強い雨風を伴う台風は、夏だけじゃなく、秋にかけて発生する可能性大! 防災の知識を数多く発信している「備える.jp」を運営している高荷智也さんに、秋の台風の特徴や、実際に被災したときの対処法などをQ&A方式で教えてもらいました。

Q1.秋の台風って
どんな特徴があるの?

秋の空

秋の台風は、気圧の配置上本州を直撃しやすいコースを取ることが多く、また偏西風に乗って一気に接近してくることも多いため、台風発生のニュースを見聞きしたら早めに対策を行うことが重要になります。

Q2.大きな台風がきたら
まず何をすればいい?

水道水の備蓄

自宅周辺の「ハザードマップ」を確認して、安全な「避難場所」をチェックすることが最重要。特に避難が必要ない場合は、屋外に置いている倒れやすいもの等を固定したり、停電に備えて乾電池などの予備を確認。ペットボトルに8割ほどの水道水を入れて凍らせておくと、冷蔵庫が使えなくなったときに保冷剤の代わりになります。

Q3.普段からできる
台風の予防策は?

非常持出袋

もしものとき、素早く家を出るために非常持出袋を準備し、屋外に持ち出しやすい玄関などの場所に置くことがオススメ。窓にシャッターや雨戸がない場合は、リフォームでこれを後付けすることも重要ですが、もし難しいようなら地震対策をかねてガラス飛散防止フィルムを貼っておくと、割れることは防げませんが、飛散することを防止できます。

Q4.マンションの浸水対策
のためにできることは?

備蓄品の確認

低層階で床上浸水が想定される地域の場合は、避難場所の確認、ルートのチェック、非常持出袋の用意を。高層階の場合、浸水による避難は不要ですが、避難が必要になるほどの浸水害が生じた場合は大規模な停電・断水の恐れがあるので、居住階数に関わりなく非常用トイレ・カセットコンロ・ペットボトルの水などのライフラインを代替するための備蓄品等の確認をしましょう。

Q5.切らさないように
ストックが必要なものは?

消耗品の備蓄

生活に欠かせない飲料水・乾電池・身の回りの消耗品は、普段から多めに在庫を持つとよいでしょう。その他、赤ちゃん、ペット、介護、持病やアレルギーに関するもの等、「わが家には必須だが避難所で手に入らない物」は、最低2週間分は在庫を確保しておく必要があります。

Q6.台風が通り過ぎた後に
やるべきことは?

台風の被害状況確認

罹災証明や保険の申請を行うためには被害の写真が必要なので、片付けをする前に被害状況が確認できる写真を撮影。地域が浸水した場合は、街の中に積層した泥などが乾燥して拡散し、粘膜に支障が生じることがあるので、外出時はマスクを着用しましょう。

Q7.感染症流行時に
とるべき行動は?

感染予防のマスク

感染症で死亡するリスクよりも、避難が遅れて死亡するリスクの方が高いため、自宅が沈んだり崩れたりする地域にある場合は、ためらわずに避難を! 非常時の避難所には、冬はインフルエンザ、夏は食中毒などの感染症問題が常にあります。衛生管理が重要なので、常にマスク着用、マメな手洗い・消毒、自分の目・鼻・口に触れない、生ものを食べない、食事を手づかみしない、などの基本的な感染症対策が重要です。

マンションでは自室の階数や、設備によってとるべき行動も変わってきます。ハザードマップは、常に更新されているので、こまめにチェックし、いざというときの行動を家族で話し合っておきましょう。

<プロフィール>
高荷智也さん
備え・防災アドバイザー/「自分と家族が死なないための防災対策」をロジック解説するフリーの専門家。大地震や感染症パンデミックなどの防災から、銃火器を使わないゾンビ対策まで、堅い防災を分かりやすく伝えるアドバイスに定評があり、講演・執筆・コンサルティング・メディア出演している。

写真:

廣江雅美

ライター: