2017.12.27 Wed
自宅でできる!ネクタイのシミ取り方法

春から新社会人、これからビシッとスーツを着こなしたいと思っている男性も多いでしょう。スーツに合わせてネクタイも買い揃えたはいいものの、もしもネクタイにシミをつけてしまったら、自宅で洗濯できるのでしょうか?
ネクタイは手洗いできないものがほとんど
まず知っておきたいのが、たとえ綿やポリエステルなどの洗える素材でも、芯地を使った衣類(ネクタイやスーツ、コート、ジャケットなど)は自宅では洗うことができないということです。 またネクタイはねじって締めるため、力が均一に働くよう生地を斜め方向に裁断する“バイヤス裁ち”で作られています。そのため、洗濯すると型崩れの原因になってしまうのです。
ということはブラッシングや表面をさっと拭くなどのお手入れはできるとして、食事の際に醤油やコーヒーをこぼしてしまったとき、洗濯でキレイに落とすことはできないんですね…。でも、大丈夫!洗濯はできなくても、シミ抜きをすることはできるのです。
シミ抜きは汚れで分けてすぐ落とす
まず、処理はできるだけ早めに。シミがついたらすぐに落としましょう。シミの種類は、水に溶けやすい、油を含んでいる、その他の汚れに分かれます。水に溶ける汚れは水で、油を含む汚れは、中性洗剤の原液を使って落としましょう。
特殊な素材のネクタイや落ちにくそうなシミの場合は、クリーニング店におまかせするのがベター。そのとき、何によってついたシミなのか伝えておきましょう。
<シミ抜きの基本手順>
1.乾いたタオルを2~4つに折って敷いた上に、シミのついた側がタオルに接するように衣類を置く。
2.水または中性洗剤の原液をつけた歯ブラシでシミの周辺から中心に向かってたたき、下のタオルにシミを移す。
3.タオルの位置を変えて、シミの色がタオルにつかなくなるまでたたく。洗剤を使った場合は水ですすぐ。
4.まわりが輪ジミにならないように境目をぼかす。
5.乾いたタオルで水分を吸いとり、自然乾燥させる。
思ったより簡単にできたという方も多いのでは?ネクタイは洗えない。でも、うっかり汚してしまったときの対処法を知っておけば、あわてなくてすみますね。
イラスト:
みやよしえ
ライター: