2020.01.31 Fri
くすんだダウンジャケットをキレイに!ダウンの洗濯方法

ダウンジャケットは春先にしまう前に一度クリーニングに出すだけの人が多いはず。でも、「家庭での洗濯NG」の洗濯表示()がなければ、自宅で洗えます。上手にお手入れして、ふかふかの着心地を取り戻しましょう! 「自宅でダウンを洗うのは初めて!」という、寺田さんに実際に試してもらいました。
さっそく家で
ダウンを洗ってみよう!
1.部分汚れをスポンジで落とす
まずは全体が乾いている状態で、ダウンジャケットに付いている部分汚れをチェック! えり元やそで口の皮脂汚れだけでなく、表面にもうっすらと黒ずみが。このように気になる汚れがある場合は、水を少し含ませたスポンジに、おしゃれ着用洗剤の原液をつけ、軽くたたいて落としていきます。
2.たたんで、洗濯液を張った洗濯桶に入れる
ファスナーを閉め、えりやそで口など、汚れた部分が外側になるようにたたみます。30℃以下の水を洗い桶に張り、使用量の目安に合った洗剤を溶かして、たたんだダウンジャケットを入れましょう。今回洗うダウンはボリュームがあるので、タテ型洗濯機の洗濯槽を洗濯桶の代わりに使いました。
3.やさしく押し洗いする
水中で20~30回ほど、手のひらで押したり、持ち上げたりします。「沈める」「浮かせる」を繰り返すイメージです。押し洗いが完了したら、洗濯機で30秒ほど脱水します。
手で絞ると力が加わり、ダウンが縮む原因になるので、洗濯機で脱水するのがポイントです。
4.すすぎを2回する
脱水後、再度洗い桶や洗濯槽にキレイな水を張り、押し洗いと同じ要領ですすいだら、洗濯機で30秒ほど脱水します。もう一度キレイな水を張り、2回目は柔軟剤を溶かしてすすぎ、脱水しましょう。
5.時間をかけて、しっかり乾かす
脱水後、ダウンをすぐに取り出し、厚みのあるハンガーにかけて陰干しにします。このとき、羽毛がダンゴ状になっていても、濡れている間は無理にほぐさないようにしてください。
ある程度乾いたら、両手で挟むように軽くたたき、形を整えます。さらに2~3日、中の羽毛が完全に乾くまで室内干しにします。
6.衣類の両端を持って軽く振りさばく
乾いたら、縦横さまざまな方向からダウンの両端を持って軽く振りさばき、空気を含ませます。羽毛が均一になるように整えたら、OKです。
こんなに
キレイになりました!
before
全体的にくすみ、ボリュームが失われてぺしゃんこに。
after
羽毛のふっくらとしたボリュームがよみがえり、くすんでいた表地にツヤが戻りました。
ダウンのお手入れといえば、期中は一度も洗わず、シーズン終わりにクリーニングに出すだけだったという寺田さん。
「子どもたちのダウンは特に結構汚れるので、できれば洗いたいけれど、その都度クリーニングに出すわけにもいかず、汚れが目立つ色は買わないようにしていました。でも、今回家で洗えることがわかり、さらに見違えるほどキレイにふっくらと仕上がったので、今後は気軽に自宅で洗いたいと思いました」
写真:
矢部ひとみ
ライター: