2020.08.07 Fri
子どもの帽子のお手入れ 型崩れを防ぎながらすっきり洗う方法

夏真っ盛りのこの季節。子どもの外遊びやお出かけ時には、強い日差しから守ってくれる帽子が欠かせません。一方で気になるのが、帽子についた汗汚れです。つばのついたキャップややわらかいハットも、型崩れさせずに、すっきり汚れを落とす洗濯方法を試してみました。
お気に入りの帽子を
キレイさっぱり洗いたい!
子どもの帽子は、夏の必須アイテム。頭も汗をよくかくため清潔にしておきたいですが、どのように洗えばいいのでしょうか。洗濯機? それとも手洗い? 5歳の女の子と3歳の男の子のママ・菅さんも、お気に入りの帽子の洗い方に悩んでいるのだそう。
「普段使いの帽子は洗濯機でほかの衣類と一緒に洗ってしまっているのですが、型崩れや色あせが気になるお気に入りの帽子は、洗濯機では洗いづらく……かといって使うたびにクリーニングに出すわけにもいかず、どうしていいかわかりませんでした。正しい洗濯方法を知りたいです!」
まずは帽子を洗う
準備をしましょう
洗濯表示をチェック!
はじめに、帽子のタグを見て、洗濯表示をチェックしましょう。家庭洗濯不可のマークがついていなければ、ご家庭で洗濯することができます。おしゃれ着洗いをオススメするマークの場合、洗剤はおしゃれ着用洗剤を使いましょう。
用意するもの
・洗濯用洗剤
・洗い桶
・帽子と同じ大きさのプラスチック製のザル
・(キャップの場合)スポンジ
・(ハットの場合)柔軟剤
部分汚れには前処理を
汗ジミ、ニオイがつきやすい内側のふちまわりは、汚れを落としやすくする前処理をしてから洗濯します。汚れている部分があれば、洗濯用洗剤の原液を指でつけてなじませておきましょう。なお、土汚れがついている場合は事前にブラシではらっておきます。
帽子の洗い方
■キャップの洗い方
キャップなどの型崩れが気になる帽子は、ザルにかぶせて、スポンジを使って洗いましょう。
1.30℃以下の水を洗い桶に張る
2.規定量の洗剤を溶かし、ザルに帽子をかぶせた状態で浸す
3.スポンジで、全体を洗う
4.水をかえ、ザルに帽子をかぶせたまま、2〜3回すすぐ
5.タオルなどでなるべく水気をとり、風通しの良いところで陰干しする
■ハットの洗い方
やわらかいハットはやさしく押し洗いしましょう。最後に柔軟剤を使うと肌ざわりよく仕上がります。
1.30℃以下の水を洗い桶に張る
2.規定量の洗剤を溶かし、ハットを入れる
3.水中で20~30回ほどハットを手のひらで押したり、持ち上げたり、「沈める」「浮かせる」を繰り返す
4.洗い桶にキレイな水をはり、3と同じ要領ですすぐ
5.水をかえてもう一度すすぐ
6.水をかえて柔軟剤を溶かし、ハットを約3分浸す
7.軽く水気を切り、ハットをザルにかぶせ、風通しのよいところで陰干しする
キレイに洗った清潔な帽子に
子どもたちも嬉しそう!
洗い立ての帽子にお子さんたちもさっぱり心地よさそうです。
「キレイになった帽子が気持ちいいんでしょうね。お気に入りの帽子も型崩れせずに簡単に洗えることがわかったので、これからは頻繁に洗いたいと思います」と、菅さんも嬉しそう。
1回かぶっただけでも汗や皮脂で汚れる子どもの帽子は、定期的に洗ってキレイをキープしたいですよね。型崩れが気になるキャップやハットでも、ザルを使えば、型崩れせずに洗えます。ぜひ、試してみてくださいね!
写真:
矢部ひとみ
ライター: