2020.12.04 Fri
大掃除前に知っておきたい、家庭でできるカーテンの洗濯方法

砂や花粉、カビ、手あかなどの汚れが気になるカーテン。年末の大掃除を機に、キレイにしたいと考えている人も多いことでしょう。カーテンは、洗濯表示をきちんと確認して正しい方法を実践すれば、クリーニングに出さなくても家庭で洗濯することができます。その方法を紹介します。
家庭で洗える?洗剤は?
洗濯前にチェック
まずはカーテンの洗濯表示をチェックして、家庭で洗濯ができるか確認しましょう。次に洗剤や洗濯コースを決めます。「中性洗剤使用」または「中性」と表示があるものは、おしゃれ着用洗剤を使いましょう。表示のないものは、一般衣料用洗剤でも洗濯が可能です。きなりや淡い色のカーテンは、蛍光剤無配合の洗剤がおすすめです。
カーテンを
洗濯する時の準備
■フックを外す
レールにかかった状態でカーテン全体の汚れをチェックしたら、レールから取り外し、フックを外していきます。外し終わったら、外でホコリを払いましょう。
■汚れの前処理をする
汚れがひどい箇所には、使用する洗剤の原液を塗り、指でなじませておきます。
カーテンを洗濯機で洗う
4つのコツ
1.たたんで洗濯ネットに入れる
洗濯ジワを防止するために、洗濯ネットを使いましょう。カーテンを洗濯ネットのサイズにあわせて、タテ・ヨコの順に屏風だたみにします。汚れのひどい箇所がなるべく外側にくるようにしましょう。
2.酸素系漂白剤・柔軟剤を使う
いつもの洗剤にプラスして、液体タイプの『ワイドハイターEXパワー』を使うことで、洗浄効果や消臭効果が増します。さらに柔軟剤をプラスすれば、香りや肌触りをよくするだけでなく、洗濯ジワも少なくし、静電気防止効果でホコリなどの汚れも付着しにくくなります。
*取扱い表示の△に×がある場合は、漂白剤(塩素系、酸素系ともに)は使用できません。
3.つけおき洗いをする
黒ずみや全体の汚れが気になる時には、つけおき洗いが効果的です。洗濯機に「つけおきコース」がない場合は通常のコースでスタートし、カーテンが水に浸ったところで一時停止し、30分ほどおいたら再スタートしましょう。さらに汚れがひどい場合は、洗濯液を替えて二度洗いしましょう。
4.脱水は短めに
洗濯表示で脱水ができない場合は、「脱水なし」に設定しましょう。脱水ができる場合も、長時間、脱水にかけると型崩れやシワの原因になるので、できるだけ短めにし、終わったらすぐに取り出しましょう。
洗濯後の
カーテンの干し方
洗濯ネットからカーテンを取り出したら、軽く振りさばいて大きなシワを伸ばします。その後、タテ・ヨコの順に屏風だたみにし、手のひらでたたいて小さなシワを伸ばします。
次に、レール幅いっぱいにカーテンを広げ、生地を軽く引っ張りながらシワを伸ばし、形を整え、レールにかけて干します。早く乾かしたい時は、窓を少し開けるか、除湿機やエアコンの除湿機能を使いましょう。
家庭での大物の洗濯は敬遠しがちですが、カーテンの洗濯は意外に簡単にできます。しっかり洗濯をして、キレイになったカーテンで気持ちのいい新年を迎えましょう。
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写真:
伊藤大作
ライター: