Q1:開封して口をつけたペットボトルの飲み物に菌はいる?

A:
開封して口をつけたペットボトルは、潜伏する菌の宝庫。菌が増える前になるべく早く飲みましょう。

暑い季節は、水分補給にペットボトル飲料が欠かせません。でも、開封して口をつけた後は菌が増殖してしまうそう。生活環境に潜む菌に詳しい衛生微生物研究センターの李憲俊さんに取材して聞いてみました。

Q:ペットボトルの飲み物を、口をつけて飲んだら、菌はどれぐらい増える?

A:「口をつけて飲んだとき、ペットボトルの中で繁殖するのは、元々口の中にいた菌です。口の中には300~400種類の細菌が存在するといわれています。その数は、よく歯を磨く人でも1000~2000億個

口をつけて飲んだとき、唾液が逆流して、一部の1億個の菌がペットボトルに入ったとします。これらの菌が時間とともに倍々に増えた結果、ペットボトルの内容物にもよりますが、数億を超えることもあります」。

Q:数が増えると体への影響が大きくなるの?

A:菌が増えた結果、ペットボトルの内容物が変質してしまいますので、それを飲むことで下痢などの原因になることもあります。さらにそこに食中毒菌があった場合は、食中毒になる可能性が高くなります」。

とくに夏場は菌が繁殖しやすい気候。時間が経てば経つほど、ペットボトルの中で菌を育てているようなもの。やはりできる限り早めに飲むのが得策です。

Q:どんな飲み物だと、菌が増えやすい?

A:菌の好物は砂糖や牛乳。ジュースはもちろんのこと、砂糖入りの紅茶やコーヒー、スポーツ飲料も菌の格好のエサになります。ミルクコーヒーは言うまでもありません。

なお、お茶にはカテキンなどの抗菌作用があるので劇的には増えにくいのですが、それでも限界はあるので注意して欲しいですね。

冷蔵庫にすぐにしまうなら、ある程度増殖は抑えられますが、やはり一度口をつけたペットボトルは時間が経ったら飲まないほうが賢明です。本当はコップに入れて飲むのがベストです。持ち歩くときは保冷効果のある袋などに入れれば、繁殖を抑えられます」。

ライター感想

毎日のように飲んでいるペットボトル飲料。でも、一度口をつけたら菌が入り、増殖しはじめる、ということはあまり意識していませんでした。なるべく口をつけないように飲み、常温で出しっぱなしにしないなど、できることから対策したいと思います。

写真:Thinkstock / Getty Images

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