Q5:前日のお風呂の残り湯を使う場合、40℃以上に設定すれば清潔?

A:×  
菌は、36℃前後が一番増殖しやすく、前日のお湯が冷める時点で増殖しています。40℃では、温度が低く殺菌できません。

家計を考えると節水したいし、見た目はキレイなので、前日の残り湯を沸かし直すこともしばしば。でも、菌の存在が気になるところ。衛生微生物研究センターの李憲俊さんに詳しく聞いてみました。

Q:前日の残り湯、熱めに沸かし直せば問題ない?

A:「残り湯にいる菌は、60℃以上で30分以上沸かさないと死なないのだと思ってください。40℃以上なら多くの菌は死にますが、生き残る菌もあります。たとえ40℃以上で追い炊きしても、35℃まで冷めると、実は追い炊きする前以上に菌が増えます」。

清潔にしているつもりのお湯でも、菌が万単位でいることも。残り湯の中の菌は、翌日には数100倍から数万倍近く増殖することもあるのだそう。

Q:体を洗ってからお風呂に入っているから、お湯はキレイなのでは?

A:「体についている菌はゼロにはできません。たとえば家族4人で180リットルのお風呂に入るとすると、その直後の菌数は既に数万個、翌日は数億個から数10億個にまで増えます。そのタイミングで病原性のレジオネラ菌などが存在すると、感染症を起こす危険性が高くなります」。

Q:前日の残り湯には入浴しない方がいい?

A:汚れたお風呂に入ると、汗をかいたときに普段よりも早く体から悪臭がすることも。特に菌が増えやすい夏場は、毎日お湯を捨てて入れ替えるのが望ましいです」。

ライター感想

家計の面から考えれば、残り湯を使いたいのは山々ですが、悪臭の原因にもなってしまうなら、やはりキレイなお風呂に入った方がよさそう。毎日浴槽をキレイに掃除し、新しいお湯に入れ替えて、気持ちよく入浴したいと思いました。

写真:Thinkstock / Getty Images

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