2019.11.22 Fri
収納のプロが指南 料理がはかどるキッチンツールの収納法

料理に欠かせないキッチンツールの数々。収納場所や置き方によって、調理時間を短縮することができます。整理収納アドバイザーの大木聖美さんの自宅におじゃまし、どんな収納をしているかを拝見! 時短家事のヒントを教えてもらいました。
菜ばしやおたまは
ワンアクションで取り出し
「炒め物をしているときなど、サッと取り出したい菜ばしやおたまは、コンロ下の引き出しにイン。コンロ横に置いていると、油がはねてベタベタになり掃除も面倒ですが、引き出し内なら汚れも気にならず、取り出しもスムーズ。出しっぱなしではなく、ワンアクションで取れる場所に収納するようにしましょう」
かさばる鍋やフライパンは
立てる収納がベスト
「フライパンは重ねて収納すると、場所を取って、取り出しにくくなります。市販のフライパン立てやファイルボックスを使って立てておけば問題解決!鍋類は使用頻度の高い物だけ、コンロ下の引き出しなどの取り出しやすい場所に置いておきましょう。2軍の鍋は、シンク下の空きスペースやパントリーなどに置いておいてもOK」
散らかりがちなピックは
メラミンスポンジに刺す
「ピックは買ったときの袋に入れて、引き出しに眠っている……なんてことも多いですよね。透明容器の中に、大きさを合わせたメラミンスポンジを入れて刺すだけでキレイに収納できます。交換するタイミングで、古いメラミンスポンジを使ってシンクなどを掃除するクセをつけておくと、家事効率もアップ」
消耗品は詰め替えることで
よりスピーディーに使える
「キッチンペーパーとラップは詰め替えて収納しています。キッチンペーパーはロールではなくティッシュタイプのほうが片手で取りやすい! 箱のまま入れておくと取る時に箱ごと持ち上がってしまって取りにくいので、アクリル製のティッシュケースに詰め替えています」
「ラップやホイルはお気に入りの容器に詰め替えることで、見た目の統一感がアップ!すっきりきれいに見えることで、モチベーションも上がり、家事効率のよさにもつながります」
キッチン小物の指定席を
決めて定量で管理
「はさみやピーラーなどの刃物は、菜ばしなどと入れ物を分けておくと、取り出すときに手を切る危険性も軽減し、見やすくなるので出し入れも簡単! また、大きい容器にドサッと入れるより、入れたいものの大きさに合わせて小分けにしたほうが片付けやすくなります。入れ物が溢れるほどの量を持たずに、本当に使うものを厳選するのが片付けの基本です」
毎日の料理やキッチンの掃除にかかる時間を少しでも短縮するため、キッチンツールの収納の仕方を見直すことは暮らしやすさにつながります。また、整理することで家族みんなが場所を把握でき、お手伝いも頼みやすくなるという嬉しい効果もありますよ。
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<プロフィール>
整理収納アドバイザー
大木聖美さん
整理収納アドバイザーの大木聖美さんは、中高生男子の二児の母。住宅メーカーのセミナーに登壇したり、雑誌などの片付け企画を監修するなど幅広く活躍中。
写真:
廣江雅美
ライター: