2020.02.07 Fri

マキさんのゆる家事[連載]第3回ものを持たない暮らし方

「ものを減らすと家事がラクになる」と気づいたシンプルライフ研究家のマキさんは、道具の複数持ちをしません。少ないものでも快適なのは、これがベスト!と言えるアイテムがあるから。持たないことで家事の手間が減った、いまの暮らしを見せてもらいました。

1.食器や調理道具は
収納に収まるだけ

食器棚はシンクの後ろにあるオープンラックの一カ所のみ。上段は主に夕食で使う食器、中段は朝食用、下段はグラスやカップ類が並びます。ここにある食器は全て“ほぼ毎日”使うそう。「用途別に収納することで、使うときに迷うことなく、ワンアクションで取り出せます。どれを使おうかと悩む時間と労力から解放されました」

2.メイク道具は
マグカップ1個に収納

メイク道具は洗面台の鏡裏にマグカップでひとまとめにしています。日焼け止め、化粧下地の2役をこなすBBクリームや、チーク&リップは兼用アイテムという、多機能かつ、肌への負担が少ない低刺激のものを選んでいます。「元々コスメへの興味が薄いのもありますが、今は自分に似合う色のアイシャドウやリップが1色あれば満足。取っ手付きのマグカップに入れたことで、洗面台から取り出しやすく、コスメポーチや収納棚が汚れることもなくなりました」

3.ストック棚は1カ所のみ
ここに入る分しか持たない

リビングの中央にある棚の中に、靴、下着、書類、生活用品のストックなどをまとめているマキさん。「ひと目で見渡せるので、在庫の量を自然に把握できます。必要なものを買い忘れることや、余剰在庫を持つことがなくなりました。在庫を漠然と把握していると、もやもやとした買うべきリストが頭の中に残りがちです。考えたり覚えておいたりすることを減らしていくことが、家事をラクにするコツだと思います」

4.子どものおもちゃは
ボックスに入る量のみ

お子さんのおもちゃ類は専用のボックスを1つずつ用意し、その中に入るだけというルールに。「最近の娘たちはスクイーズがお気に入りで、おこづかいが貯まると、原宿のスクイーズショップへ行くのを楽しみにしています。おもちゃの量と自由に使える金額が決まっているので、『ママ、これ買っていい?』など相談されることが減り、また、『片づけなさい』と注意する機会も減ります。結果的に、ママのイライラ回避にもつながりました」

5.かさばる市販のおやつは
ストックしない

おやつはホットケーキミックスを使った蒸しパンやフルーツ缶詰で作ったゼリー、季節の果物などが定番というマキさん。「蒸しパンは材料を混ぜて蒸し器にかけるだけ。15分もあれば完成するので、学校から帰宅した娘たちとおしゃべりしながらつくれます。市販のお菓子は場所を取るし、食べすぎてしまいがちなので、ほとんど買わないですね。おやつを買い忘れたと焦ることもありません。買わなきゃいけないものの種類を減らせると、気がラクになると思います」

暮らしの優先順位をつけると
「いらない」ものが明確に

 

家の中で必要のないと思うものをどんどん減らしてきたマキさん。ときには、もの選びで失敗したり、減らしすぎたりすることも。そんなときは、失敗を生かし、必要ならばリバウンドすればいいと考えています。「今は写真立てや小物を飾るよりも、掃除のしやすい空間が心地よいからそうしています。子どもたちが巣立った頃には、棚の上に写真を飾るかもしれませんね(笑)」

「家事が嫌い」「仕事や子育てに時間を使いたい」など、マキさんのように、今の自分が嫌なことや望むことを明確にすると、必要のないものがわかってくるのかもしれません。

<プロフィール>
マキさん
シンプルライフ研究家/7歳と11歳の女の子とご主人の4人暮らし。広告代理店でテレワークをするワーキングマザー。必要のないものを持たない、ムダな家事をしない暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」が人気を博し、現在は「シンプルライフ研究家」として、雑誌の取材や講演会、著書の執筆やアパレルブランドとの商品コラボなど、幅広く活躍中。著書に『しない家事』(すばる舎)、『マキ流 やめていい家事』、『虫のいい家仕事』(いずれも宝島社)など、著書累計発行部数は23万部。
【HP】https://www.econaseikatsu.com

写真:

矢部ひとみ

ライター: