2020.05.08 Fri

Emiさんのラクする家事ルール[連載]第2回 家事がラクになる方法

さまざまなメディアや書籍で人気の整理収納アドバイザー・Emiさんに、ラクする家事ルールを教えてもらう連載第2回。今回は、Emiさんがどんな方法で家事をラクすることに成功したのか伺いました。

家事がラクになる
5つの方法

1. 家事をまとめる

例えば、野菜は週に1回まとめて切ったり、1日分の食器洗いは夜1回にまとめたり。まとめて一気に済ませてしまえば、家事の効率アップが叶います。
「買い物は、定期宅配と生鮮食品の買い出しをそれぞれ週に1回。日曜日に買った野菜をまとめて切り、1食分の“野菜まとめパック”をつくって冷凍しておきます。炒め物やみそ汁などにそのまま使え、平日の料理では包丁とまな板をほぼ使わずに済みます。私は料理が苦手なんですが、冷凍庫にすぐに使える存在があるだけで、気持ちがラクになりホッとします」

2. ルーティン化する

「家事をルーティン化すれば、自然に動けて迷わない」というEmiさんは、朝に洗濯物が仕上がるように洗濯機の予約セットをしたり、家族全員で床を片付ける時間をつくったり、朝に家事をすることを習慣にしています。
「その日の予定に左右されにくい朝は、毎日変わらず時間が確保できるので、わが家では朝に家事をするようになりました。効率の良い家事ルーティンをつくる方法は、上手くいった日のやり方をノートに書きだすこと。『今日は先に洗濯物を干したからスムーズだったのかも』など、上手く家事がまわった日のことを振り返り、それを自分のスタンダードにしていけば、おのずと自分に合った家事のルーティンが見つかりますよ」

3. 家族を巻き込む

Emiさん家には“お手伝い”という発想がありません。「みんなで暮らす家だから、みんなで家事をやるようにしています。みんなでやれば早くてラクですし、一緒に他のことを楽しむ時間が増やせます」とEmiさん。家族を家事に巻き込むコツは、モチベーションづくりにあるといいます。
「仕事のチームマネジメントと同じ考え方で、その家事を得意な人がやるように役割分担をしています。さらに、得意な家事が“好き”であるとベストパフォーマンスを発揮できます。夫はありがたいことに料理が好きなのですが、あるものでつくるより一から買い物をする方がさらにやる気がアップするようです。仕事でも、その過程からプロジェクトに参加するとモチベーションが上がりますよね。そして1番大切なのが、家族に私がイヤイヤやっているところを見せないこと。私が家事にネガティブだと、みんなもやりたくなくなります。『お母さん、この曲が終わるまでに洗濯物を畳むね!』と言うと、子どもたちもいつのまにか家事を楽しんでくれます」

4. 家事のハードルを下げる

料理も掃除も完璧にやろうと思わず、“そこそこできればOK”と考えているEmiさん。
「料理は凝ったことをせず、おいしい素材をシンプルな調理でいただきます。凝った料理はつくれませんが、冷凍食品や加工食品はなるべく使わない、栄養がたっぷり摂れる汁物を必ずつける、メインは肉と魚を交互に出す、など自分なりにこだわりを持つことで、自分の料理に満足できます。できないことを諦めるのではなく、後ろめたさを感じないように上手く置き換えられるといいですね。掃除も同じで、窓が多少曇っていたり、ルンバが部屋の隅まで掃除できてない日もあるけれど、週末にまとめてできればOK!としています」

5. 「やらなきゃいけない」
という先入観を捨てる

「食器を下げたらすぐに洗わなければいけない、料理の品数は3品以上じゃないといけない、お金をかけて時短家電に頼ってはいけない……など、家事への先入観に縛られ、できていない自分を責めてしまっている方が多いです。『やらなきゃいけない』と思い込んでいる家事を見直すことで、ぐっと家事がラクになりますよ。わが家では、使い終わった食器を都度洗うことはありません。食器洗いは1日に1回、夜にまとめて洗います。食べ終わったら、各自が食洗機に食器を入れ、最後の人がスイッチを押すだけ。なので食器は1回の食洗機に収まる量を使うようにしています」

毎日繰り返す家事も、考え方や視点を変えるだけでラクに取り組めることをEmiさんに教えてもらいました。Emiさんが実践している5つの方法をヒントに、自分や家族みんながゴキゲンに暮らせる家事のしくみをぜひ見つけてみてください。

<プロフィール>
Emiさん
整理収納アドバイザー。片づけをキーワードに、気持ちのいい暮らし方を提案する「OURHOME 」を主宰。家族をまきこみ、気持ちがラクになる片づけが得意。大手通販会社での8年にわたる商品企画の経験を生かし、オリジナルのものづくりも行なっている。現在は、著書執筆、メディア出演、オンラインショップ、くらしのレッスン運営と、幅広く活動。NHK『あさイチ』や『助けて!きわめびと』などメディア出演も多数。著書14冊の累計46万部。著書に『わたしがラクする服選び』(大和書房)、『親に寄り添う、実家のちょうどいい片づけ』(白夜書房)、『おかたづけ −めっちゃすっきりきもちいい−』(パイ インターナショナル)など。雑誌 LEE(集英社)「“暮らす”と“働く”わたしのバランス」連載中(2020)など。10歳の男女の双子の母。
【HP】https://ourhome305.com

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Emi

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