2020.08.21 Fri

家族4人で65㎡。整理収納コンサルタントの新居でラク家事発見

生活をラクにする収納提案で人気を集める整理収納コンサルタント、本多さおりさん。5年かけて見つけた住みたい家を、自分仕様にリノベーションしたという話題の新居を訪ねました。家事をラクにすることにとことんこだわった、本多さんの家づくりに迫ります。

家事をラクにする家づくり
本多さんの住まい考

本多さんが家に求めるのは、「働きやすく、暮らしやすく」。家事も育児もスムーズにこなせるよう動線を考え抜いて、間取りを決めたそう。家族4人がのびのびと過ごせるラウンジのような空間づくりも注目です!

本多家の間取りを大公開!

家事や育児の動線、つまりは親も子どもも自由に動き回れることを重要視。サニタリーと収納以外の個室をあえて設けず、行き止まりのない、回遊性のある間取りが完成しました。

家の広さはほどほどに。
掃除や管理がラクで時短にも

職業柄、いろいろな家を見てきた経験を生かし、「4人家族のわが家には70㎡が適当」と考え、家探しを進めた本多さん。「気分よく暮らすために、家から緑が見えること」など、優先したい条件を加味した結果、新居は65㎡の中古マンションに決まりました。
「建物のすべてを自分が管理するのは荷が重いし、間取りは自由にリノベーションしたかったので中古マンションを希望していました。家が広いと、家事動線が長くなるので、家事のラクさと時短を考えたら、生活するのに最低限の面積があればいいと思います」

機能面を片側にまとめて、
家事の作業効率アップ!

洗面台やランドリー、キッチンといった機能面を壁付き一列に配置。キッチンから続くカウンターは、調理台としてもワークスペースとしても活躍します。
「調理のついでに洗濯したり、洗面台を拭くついでに洗濯機と調理台も拭いたり。横移動だけで、“ついで家事”ができるので、動きに無駄がなく、はかどります」

収納は欲しいところに、
最小限のスペースでいい!

寝室には布団をしまう大型収納に加え、仕切り戸をスライドすると現れる収納を完備。家の真ん中にウォークインクローゼットを配置したのも斬新です。
「大型収納は寝室のつづきにあるので、布団の上げ下げがラクになりました。ここに住む前に大幅に断捨離したのも、管理の手間や探し物のムダを省いたラクな暮らしのベースになっています。収納は“今必要なモノ”だけが入る最低限でいいという考えです」

生活動線上に機能を配置し、
回遊しながら家事がしやすい

玄関を入ってすぐに洗面台があり、手を洗ったらランドリーを抜けてキッチン、調理カウンターから続くワークスペースまで一直線に並びます。続いて、ダイニングからリビングを抜けると寝室があり、一周して玄関に戻ってこられるロの字の間取りです。

「家での私は、家事に仕事にフル稼働しているので、流れるように家事をこなせるこの間取りは気に入っています。行き止まりがないので、家族がいても渋滞せずノンストレス。複数の作業が同時進行できるのも効率的です」という本多さん。新居を考えている方だけに限らず、“家事をラクにする”という視点で家の中の動線を考えて、配置換えをしてみるのはいかがでしょう?

<プロフィール>
本多さおりさん
生活重視ラク優先の整理収納コンサルタント。4歳・2歳の愛息と夫の4人暮らし。2010年に整理収納アドバイザー1級、2011年に整理収納コンサルタントの資格を取得後、個人宅向け整理収納サービスをスタート(現在は休止中)。これまで訪問したお宅は200軒を超える。近著に『家事がとことんラクになる 暮らしやすい家づくり』(PHP研究所)がある。

撮影:

鈴木 忍

ライター: