2020.09.11 Fri

家事を先取りして、効率よく時短できる“家事貯金“って?

河内智美さんの暮らし

掃除や洗濯、料理といった避けては通れない家事を、できるだけ効率良く短時間で済ませたい。そのための工夫を“家事貯金”と名付けた、家事貯金研究家・河内智美さんの暮らしを拝見しました。日々コツコツ楽しみながら実践しているアイデアには、時短家事のヒントが満載です。

家事が不得意な河内さんが
“家事貯金“をはじめたワケ

仕事をする河内智美さん

河内さんは多忙で家事に追われ、ストレスをためていた時期があったと言います。その経験から、家事に追われるのではなく、先取りして家事を行い、時間を貯金しようと考えました。常に時短を考えることで、時間をコントロールできるようになったそうです。
「家事は得意じゃないからこそ、毎日頑張らなくてもいい仕組みを作りたくて。まずは、3日分程度の常備菜を作り置きすることから始めました。仕事から帰宅して、手早く炒め物やスープができるよう、野菜はあらかじめ蒸して保存しておいたり。洗濯や掃除、片づけも、すべて先取り! お気に入りのわが家が完成し、ブログをスタートするタイミングで、“家事貯金”を始めました」

時短&効率化を叶える
河内さんの“家事貯金”例

“家事貯金”のポイントは、ズバリ、先取り。掃除は汚れを溜めずに予防する工夫、洗濯や料理はほんのわずかな下準備をすることで、家事を効率よく時短できます。どの家事も先取りし、最短コースを決めたら、あれこれ考えずにあとは実践するだけ。河内さんの“家事貯金”の貯め方は、トライしやすく参考になります!

洗濯物はハンガー収納で
畳むを省いて“洗濯貯金”

ハンガーにかかった衣類

シャツやズボン、スカートなどのハンガーに掛ける衣類は、洗濯機置き場にDIYで取り付けたバーに仮干し。まとめて一気に、物干し竿まで運べて効率的!

河内さんのクローゼット

干した後に畳むのは、タオルとインナーくらい。ハンガー干しの衣類は、乾いたらそのままクローゼットへ戻しているそう。
「洗濯物を畳むのが面倒で、いっそのことその手間を省いちゃおうと! 干すときから、しまう順番に並べておくと、ムダなく最短時間で収納できます」

かける、あえるだけの
自家製タレで“料理貯金”

自家製タレ

食材にかける、あえるだけのタレと常備菜は、忙しい日の夕食づくりの救世主! 彩り野菜をたっぷり使った和洋風ソースや、醤油麹、塩麹、塩レモンといった調味料などのタレは、保存容器に入れ、冷蔵庫に常備しているそう。
「“タレ貯金”をしておくと、いろんな料理に使えるから調理時間が短縮できます」

サラダチキンの洋風ソースかけ

サラダチキンに洋風ソースをかけただけですが、手抜きに見えない!
「チキンや豆腐にかけるだけ、サラダやタコにあえるだけで、手早く一品できあがり。主菜にも副菜にもなるから、わが家では“タレ貯金“が欠かせません」

ちょこっと掃除で汚れを
溜めない“掃除貯金”

ちょこっと掃除

お気に入りの家をキレイに維持するために始めた、汚れを溜めずに予防する工夫。結果的に大掃除をする必要がなくなり、大幅な時短になっていると河内さんは言います。トイレを出るときに、手洗い場をサッと拭き掃除するのもそのひとつ。
「トイレの手洗い場にクロスをかけておき、手を洗ったついでに、水気を拭き取る“ちょこっと掃除”や、キッチン仕事の最後にする、シンクやレンジフードの汚れをとる30秒の“ちょこっと掃除”も日課です」

先取りして家事をこなす、
“家事貯金”はいい事だらけ

コーヒーを嗜むところ

“家事貯金”を始めてから、常に時短を考えるようになり、暮らしが変わったという河内さん。
「家事に追われず、家の中がいつも片づき、気持ちよく暮らせるようになりました。貯めた時間は、自分の大切な趣味に充てています。ゆっくり食事をして、コーヒーを自分で淹れて飲むのも、最近お気に入りの過ごし方です。“家事貯金”をしてよかった、明日も頑張ろうという気持ちになれます」

誰もがほんの少しの工夫でできる“家事貯金“。取り組めば、家事が効率良く時短できて、時間と気持ちに余裕が生まれます。いつもの家事を見直せば、先取りポイントが見えてくるはず。河内さんが、衣食住の暮らしのなかで見出した時間の貯め方をぜひ参考にしてみてください。

<プロフィール>
河内智美さん
家事貯金研究家。日々の工夫や時短ワザをつづったブログ「10年後も好きな家」(10nengomosukinaie.blog.jp/)をライブドア公式ブロガーとして運営中。著書に『明日の私を助ける家事貯金』(KADOKAWA)がある。

撮影:

鈴木忍

ライター: