2021.02.19 Fri

おうちのキレイが続くコツ 第3回 整理収納のプロのワザ

連載最終回で伺ったのは、無印良品の商品開発に13年間携わり、現在は整理収納アドバイザーをしている水谷妙子さん。8歳・5歳・3歳のママでもある水谷さんがおうちのキレイをキープするために実践している3つの約束と、具体的なコツ&テクニックを紹介します。

水谷さんのキレイを
キープする3つの約束

1. 誰でも片づけられる仕組み

1人だけが収納場所を分かっていても家は片づきません。家族みんなが分かる場所に、片づけがしやすい収納を作って散らかりを回避! 「誰でも同じように片づけられる」ことが大事。

2. ものをしまうのが億劫にならない配置

掃除をしよう!と思ったとき、すぐ行動に移すためには、床やテーブルの上に置きっぱなし・出しっぱなしは厳禁。そのために、しまうのが億劫にならない配置を決めておくと、掃除もラクになります。

3. アクション数を極力減らす

よく使うものはサッと取り出せるようにしたり、片手でポンと投げ入れることができたり。アクション数が少ない収納にしておくことで、子どもでも簡単にお片づけできます。

これでキレイになる!
コツ&テクニックを紹介

掃除をラクにするためには、片づけができている必要があるため、上記の3つの約束を設けている水谷さん。具体的にはどのように実践しているのでしょうか? 即取り入れられるコツやテクニックを紹介します。

■頻繁&家族で使うものは“見える化”する

子どもたちが使う文房具は、半透明のボックスに入れ事務用のレタートレーにのせています。中身がうっすら見える、引き出しを開け閉めしなくてもいいなどの理由から、子どもたちでも片づけが簡単。ボックスの出し入れがしやすいよう、上部にゆとりがあるサイズのレタートレーにするのがポイント。

■「いろいろBOX」のおかげでおもちゃが片づく

おもちゃ類はこのコーナーにまとめています。「のりもの」「にんぎょう」などと分類していますが、その中に「いろいろ」ボックスがあります。子どものおもちゃは多種多様。片づける場所がわからずにモチベーションが下がってしまわないよう、逃げ場を作ることで片づけが進みやすくなります。

■片手&ワンアクションで取り出せるひと工夫

生ごみネットを入れているボックスに輪ゴムを2本つけ(3~5㎝間隔で)、その間からネットを取ると1枚ずつ取り出すことができてストレスフリー。これは箱に入っているビニール袋にも使えるテクニック。半透明のボックスに入れれば残量の確認もしやすくなります。

■あえてバラバラに収納して取り出しやすく

コンタクトレンズや麦茶パックなど、毎日使うものはパッケージから出して1個ずつに切り離しておきます。そのとき、キレイに整頓して入れるほうが見た目はいいですが、ピッタリ入り過ぎて取りづらくなることも……。バラバラの状態にしておくことは、一見ズボラなようで、実は合理的な収納法。

■浴室排水口のふたは思い切って取る

風呂掃除は家事の中でも特に苦手なので、いかに掃除をラクにするかがポイント。排水口のふたは入浴時以外は外します。ふたが空いている時間を長くすることで、ぬめりやカビを防止。排水口のネットを毎日変えただけで、念入りに掃除しなくてもキレイをキープできます。

■入浴時に使うタオルはまとめてたたむとラク

我が家は5人家族なので、全員がバスタオルを使うと洗濯が大変……。そこで、フェイスタオルを人ごとに色分けするために5色用意し、入浴時に使うことにしたら、洗濯がラク&省スペースに!一緒にお風呂に入る子ども3人と夫のタオルをまとめて畳み、 入浴前にタオルバーに広げてかけるだけなので、面倒くささが半減します。

「取りづらい」「いつも出しっぱなし」など、日々の生活の中で起こるモヤモヤ。水谷さんは、そんなモヤモヤが起きた“そのとき”にどうすればスッキリするのかを考えるそう。毎日の家事がラクになる水谷さんのちょっとした工夫は、暮らしを豊かにしてくれること必至です。

<プロフィール>
SNS、雑誌、テレビなどで活躍中の整理収納アドバイザー。著書に「水谷妙子の取捨選択 できれば家事をしたくない私のモノ選び」(主婦の友社)などがある。8歳・5歳・3歳の子どもと夫との5人暮らし。
https://taekomizutani.com/

写真:

廣江雅美

ライター: