下着(ブラジャー・ショーツ等):洗濯方法
複雑な形の上、装飾が多く繊細な下着は、洗濯ネットに入れて洗い、他の衣類とのからまりを防ぎましょう。肌ざわりよく仕上げたい時は、柔軟剤をプラスして洗濯しましょう。
洗濯前の確認事項
洗濯機の設定
コース設定
衣類の洗濯表示で、家庭洗濯のやり方を示すの記号を確認して、洗濯機のコースを設定しましょう。
の記号の中に記載された数字は、洗濯液の液温の上限です。
標準コース (おまかせ) | おしゃれ着コース (ドライ) | 家庭洗濯 NG |
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※コースの名称と内容は、洗濯機の機種によって異なりますので、洗濯機の取扱説明書を確認しましょう。
脱水の設定
衣類の洗濯表示で、乾燥のやり方を示すの記号の中心に二重線が記載されている(
・
・
・
)場合、「脱水なし」に設定しましょう。
使用洗剤の決定
使用する洗剤は、洗濯表示や、記号の近くに記載される「中性洗剤使用」などの言葉、衣類の色を確認し、決定しましょう。
おしゃれ着用 洗剤 | 一般洗濯用洗剤 [蛍光剤無配合] | 一般洗濯用洗剤 [蛍光剤配合] | |
おしゃれ着コースで洗濯 | ● | ||
---|---|---|---|
「中性洗剤使用」の記載がある | ● | ||
「中性洗剤使用」の記載がなく、 きなり・淡色の衣類 | ○ | ● | |
上記以外 | ○ | ○ | ● |
柔軟剤使用の検討
柔軟剤は、の洗濯表示が付いていない、すべての衣類で使用可能です。静電気や毛玉を防ぎ、手ざわりよく仕上げたいときには、柔軟剤の使用をおすすめします。
洗濯機を使った洗い方
シミなどの部分汚れは前処理
汚れが付着した部分を水で洗い流した後、スプレーまたは液体タイプの酸素系漂白剤を汚れに直接塗り、すぐに洗濯用洗剤を使って洗濯しましょう。
血液汚れはお湯で洗うと固まって落ちにくくなるのでNG!冷たい水で流しましょう。
※洗濯表示にの記号が付いている場合、漂白剤を使用できません。代わりに、洗濯用洗剤を直接塗ってから洗濯しましょう。
洗濯ネットに入れて洗う
洗濯機で洗うときは、他の衣類とからまるのを防ぐため、洗濯ネットに入れて洗います。1枚の洗濯ネットにたくさん入れず、ネットの中で衣類が動くくらいの枚数にしましょう。
ブラジャーは、専用ネットを使用します。ホックを留め、胸パッドがついている場合は、はずして一緒に入れましょう。
ブラジャーは、専用ネットを使用することで、ワイヤーの変形や型くずれを防げます。
洗濯機を使わない洗い方(手洗い)
押し洗いか振り洗いでやさしく洗う
衣類の洗濯表示で、手洗いを示すの記号の衣類も、洗濯機の「おしゃれ着(ドライ)コース」で洗濯できますが、ワイヤー入りのブラジャーなどは、他の衣類と一緒に洗うと変形することもあるので、手洗いがおすすめです。
手洗いをする際は、水に洗剤をよく溶かし、下着を入れて押し洗いか振り洗いをしましょう。ブラジャーに胸パッドがついている場合は、はずして別洗いします。
タオルを使って脱水
タオル2枚を使って挟み、内側と外側からやさしく水分を吸いとりましょう。
干し方
アイテムの形状に合わせて干す
洗濯が終わったら、すぐに取り出し、アイテムの形状に合わせて干しましょう。
ブラジャー
カップの形を手で整えて、アンダーバスト部分をピンチではさんでつり干しするか、2つ折りにしてハンガー干しにすることで、伸びを防ぎます。
ショーツ
レースや刺しゅうなどの装飾を手で整えて、ピンチハンガーでつり干しします。
キャミソール
軽くたたいてシワを伸ばし、レース付きのものは両手ではさんで整えて、ハンガー干しをしましょう。
衣類の洗濯表示に・
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・
の記号が付いている場合は、陰干しをして、紫外線による色あせを防ぎましょう。