柔軟剤・洗濯機用のり剤:効果と使い方
衣類は着用と洗濯をくり返すうちに、次第に硬くゴワゴワして肌ざわりが悪くなったり、型くずれすることがあります。仕上がりを良くし、安定した性能を保つために、柔軟剤やのり剤を活用しましょう。
柔軟剤
使用できる衣類
柔軟剤はの洗濯表示がない、水洗いできるすべての衣類で使用可能です。
使用時の注意
適量以上の柔軟剤を使い続けると、衣類に蓄積して水をはじくようになったり、衣類の風合いが変化したりすることがあります。吸水性の低下や風合いの変化が気になったら、しばらく柔軟剤を使わずに洗濯し、回復後は、使用量の目安を参考にしてご使用ください。
基本の効果
衣類をふんわりやわらかに仕上げ、静電気・毛玉・毛羽立ちを防ぐ効果があります。
基本的な効果をもつ柔軟剤の例
プラスアルファの効果
仕上がりに香りを付けたり、消臭・抗菌効果のあるものもあります。
香りが長続きする柔軟剤の例
消臭・抗菌効果のある柔軟剤の例
使い方
柔軟剤は、お洗濯の最後のすすぎの時に使います。
タテ型洗濯機・ドラム式洗濯機の場合
あらかじめ柔軟剤の自動投入口に入れておくと、 最後のすすぎのときに自動的に柔軟剤が投入されます。
手洗いの場合
すすぎの水がきれいになったら、柔軟剤を水に溶かし、3分間ほどひたした後、脱水します。
洗濯機用のり剤
使用できる衣類
のり剤はの洗濯表示がない、水洗いできるすべての衣類で使用可能です。
使用時の注意
- 毛(ウール)や絹(シルク)などのおしゃれ着にも使用できますが、おしゃれ着用洗剤では、一度ついたのりが落としにくく、蓄積して衣類が次第に硬くなってしまうことがあります。回復は難しいので、使用量を控えめにし、使う頻度にもご注意ください。
- のりづけした衣類を乾燥機で乾かすと、故障の原因になるため、乾燥機能は使用できません。浴室乾燥機でのつり干しは問題ありません。
効果
衣類に適度なハリとコシを持たせ、型くずれを防ぎます。衣類の表面をのりが覆うので、繊維に汚れがつきにくくなる効果もあります。
洗濯機用のり剤の例
使い方
タテ型洗濯機の場合
- 低めの水位で、「洗い(3分間)」と「脱水」にセット
- たまった水にのり剤を溶かし、衣類をひたす
- 洗濯機を3分間回す
- 軽く脱水する
洗濯終了後、そのままのりづけする方法も。「洗い」「脱水」にセットし、水をためたら、衣類に直接かからないようにのり剤を入れましょう。
ドラム式洗濯機の場合
使い方を誤ると、のり剤のムラづきや洗濯機故障の原因になることがあります。取扱説明書を確認の上、記載された方法に従ってください。
手洗いの場合
- 衣類がつかる程度の水を張る
- 水にのり剤を溶かし、衣類をひたす
- 衣類を軽く押し、液を全体にいきわたらせる
- 洗濯機で軽く脱水する